黒澤明最後の白黒映画にして最後の三船敏郎主演作品をフォロイーさんのお薦めもあって初鑑賞。
185分という長尺にビビっていたけど、患者ごとのエピソードの連なりで、連続ドラマ4話分という感じですんなり…
あまりにもど直球な人間讃歌に少しばかり尻こそばゆい感じもなくはないけれど、それでもその揺るぎないヒューマニズムに圧倒されてしまう。いくつかのコメディ的な場面場面や、清廉潔白とはいかない側面も描くこと…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
物語の2時間30分まではヒューマニズム色が強すぎて嫌いだった
食べ物を与えるって絶対的な善だな
この映画は、ずしよしたかの映画。
彼が出るまではつまらなかったけど特に心中を示唆するシーンから急激…
一年前くらいに実家から発掘した山本周五郎の『赤ひげ診療譚』、どうも中高生くらいに自分で買ったもののようであったが記憶になかったので読んでみたところかなり良かった。
で、その小説が原作となったこちらの…
このレビューはネタバレを含みます
映像すごい。影と光。すべて計算されているのだろうか。
約180分のなかに無駄なシーンがない。人の哀しさと愛しさが詰まっている。分からないけど、元祖医療ドラマなんだろうか。
「先生はどうして私たちを助…
黒澤作品、7本目の鑑賞。
監督最後のモノクロ作品であり、三船敏郎とタッグを組んだのも最後の作品だとか。
江戸時代。
長崎でオランダ医学を学んだ青年、保本(加山雄三)は、幕府が設立した小石川養生…
原作は未読、さすがに黒澤明の『赤ひげ』という名前は知っていたが、イメージでは長屋で医者が無料で診察しながら毎日を過ごす、ゆるーい感じの映画かと思っていたが、なかなか重く厳しい描写もあり見ごたえがあっ…
>>続きを読む(C)1965 TOHO CO., LTD.