結婚して4年。倦怠期の夫婦に起こる様々な出来事を軽快なリズムで描く作品。割と暗い方に行きがちなテーマではあるけど、重くなりすぎないのが良い。割とシュールでちょっと笑える場面も多かった。何でもしっかり…
>>続きを読むオールピアノのアルペジオの劇伴が逆に斬新。
ショットの切り替えにどこかポンジュノを感じる。
演出助手の廣澤榮によると、野良犬は成瀬の強いこだわりにより「べったら色」をしているらしい。べったら漬けの色…
倦怠期を迎えた子供のいない夫婦が繰り広げる“犬も食わない”夫婦喧嘩“をコミカルに描いた凡作と見なされる本作だが、本当にそうであろうか。『めし』、『山の音』で主役に迎えられた原節子を成瀬巳喜男は本作で…
>>続きを読む成瀬巳喜男✖️原節子
芥川賞の選考委員も務めた岸田國士の戯曲が原作
とある夫婦の、いつもと変わらない日曜日が始まる…
今まで観てきた成瀬巳喜男作品の中では、一番良かった
二つの夫婦の対照も面白か…
日常の中に潜む夫婦の噛み合わなさを細やかに演出する成瀬らしい作品。隣家の夫婦や新婚の姪、多くない登場人物が見事に効いている。どこか斜に構えた見栄っぱりの夫を演じた佐野周二もいい。なんだかんだと言った…
>>続きを読む久しぶりの成瀬巳喜男監督作品。現代からすればかなりイラっとする昭和の夫婦喧嘩を飽きずに最後まで観られたのは、原節子と佐野周二のラリーが面白いから。すでに妻君に敷かれているのがわかっていての夫の足掻き…
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