戦後のパン助達がムラの掟に従って生き抜くストーリー。女の羨望、嫉妬、復讐、残虐性…
その掟を破ってでも抑えられない男を愛する気持ちと覚悟。
当時の女性達はあんなに奔放でたくましかったのか?
ハーレム…
ツィゴイネルワイゼンへと続く予感をさせる、食・性の闘争劇。肉体の門ってそういうこと....?
食うことは相手を自分に取り込む行為であり、まさに食うか食われるかの戦後東京の社会の中で、誰を食ってやる…
後日本最初のベストセラーといわれた田村泰次郎の同名小説の2度目の映画化。
終戦直後の東京の闇市で、生きるために自らの体だけが頼りの女たちの物語。本当に「こんな女に誰がした」って。
子どもの頃は日活ロ…
田村泰次郎のベストセラー小説の鈴木清順監督、野川由美子主演による2度目の映画化作品。
敗戦直後の東京を舞台にたくましく生き残る5人の娼婦が、野性味あふれる復員兵の伊吹新太郎をめぐって欲望と嫉妬に狂…
かなり前にCSか何かの放送で観たときの印象として、ものすごく面白い映画だったというのが強く残っていたけど、久々に観てもやっぱりものすごく面白かった。
時代設定がほぼ同じ『ゴジラ-1.0』に足りなか…
<邦画強化月間> #1
「私は脱落者の幸福を、たとえ地獄に落ちてでも、離すまいと思いました」っていう肯定で終わるのが最高。
表現主義と汚いリアリズムの混濁した、美しいけれんみに溢れた、迸るような映…
このレビューはネタバレを含みます
生と性の表現が生々しく美しい
人間らしくなるということは生きていけなくなるということ?というマヤの伊吹への問いが刺さった
川に投げられたパイン缶を街の人達が拾いに飛び込むシーン、牛の登場シーン、牛の…
本作は、闇市が蔓延る戦後にて、パンパン(娼婦たち)にて生計を立てざるを得なかった少女群を描く。それは現代とは対称的な意味での「個の時代」であり、生きていくためには奪うし、自分/他人を傷つけることも辞…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
敗戦後の日本。少女マヤは闇市でイモを盗もうとして、そこを仕切る吉野一家のチンピラ・阿部に捕まった。阿部は進駐軍にマヤを売り飛ばそうとするが、通り掛かった娼婦・小政のおせんが話を付けた。解放されたマヤ…
>>続きを読む