肉体の門に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『肉体の門』に投稿された感想・評価

後日本最初のベストセラーといわれた田村泰次郎の同名小説の2度目の映画化。
終戦直後の東京の闇市で、生きるために自らの体だけが頼りの女たちの物語。本当に「こんな女に誰がした」って。
子どもの頃は日活ロ…

>>続きを読む
Sari
4.0

田村泰次郎のベストセラー小説の鈴木清順監督、野川由美子主演による2度目の映画化作品。

敗戦直後の東京を舞台にたくましく生き残る5人の娼婦が、野性味あふれる復員兵の伊吹新太郎をめぐって欲望と嫉妬に狂…

>>続きを読む
4.0

かなり前にCSか何かの放送で観たときの印象として、ものすごく面白い映画だったというのが強く残っていたけど、久々に観てもやっぱりものすごく面白かった。

時代設定がほぼ同じ『ゴジラ-1.0』に足りなか…

>>続きを読む
4.0

<邦画強化月間> #1

「私は脱落者の幸福を、たとえ地獄に落ちてでも、離すまいと思いました」っていう肯定で終わるのが最高。
表現主義と汚いリアリズムの混濁した、美しいけれんみに溢れた、迸るような映…

>>続きを読む
1000Q
3.9

このレビューはネタバレを含みます

生と性の表現が生々しく美しい
人間らしくなるということは生きていけなくなるということ?というマヤの伊吹への問いが刺さった
川に投げられたパイン缶を街の人達が拾いに飛び込むシーン、牛の登場シーン、牛の…

>>続きを読む
Gan
3.7

本作は、闇市が蔓延る戦後にて、パンパン(娼婦たち)にて生計を立てざるを得なかった少女群を描く。それは現代とは対称的な意味での「個の時代」であり、生きていくためには奪うし、自分/他人を傷つけることも辞…

>>続きを読む
3.5
題名が有名だけど見たことなかったからみた。食うために売って売るために食う、あの時代を生きるために必死!
note
3.7

このレビューはネタバレを含みます

敗戦後の日本。少女マヤは闇市でイモを盗もうとして、そこを仕切る吉野一家のチンピラ・阿部に捕まった。阿部は進駐軍にマヤを売り飛ばそうとするが、通り掛かった娼婦・小政のおせんが話を付けた。解放されたマヤ…

>>続きを読む
3.2

2024年鑑賞77作目
朝ドラのブギウギに出てたラクチョウのお時で初めてパンパンという存在を知ってから、パンパンについて気になって本作品を拝見。
ビジネスとして体を売ってるのだから「無料で男と寝ては…

>>続きを読む
ノノ
3.7

街娼集団の服が戦隊ヒーローみたいに色分けされていて可愛い。焼けた廃墟のようなアジトのセットも良い。娼婦たちの逞しさと戦後の街に漂う死の空気、体を売って死ぬ気で生きてる。全てを呪うんだ、誰も庇ってくれ…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事