ケン・ローチは資本主義がいかに社会を変容、もとい、侵食してきたかを描いている。いまさらだが最も重要な映画作家の一人だろう。
いじめられてる子供を放置してセックスしてる親は嫌だ。アイドルが隠れて交際…
搾取構造の再生産。
資本主義的な搾取構造の中にある私たちは、皆遠からず他人事ではない。
その社会の中で“女性である”というマイノリティ性と、“イギリスの白人である”という特権のインターセクション。…
ケン・ローチ=ポール・ラヴァーティの作品。この二人は、どのように脚本を練り上げてゆくのだろう。題材の発案はどちらからなのか。「カルラの歌」から始まったコンビ。シンプルで、深い内容。社会の底辺、労働、…
>>続きを読むケンローチとポールラヴァーティが女性の労働者を主人公にするのはちょっと珍しい気もするけど、容赦なく社会の壁が立ちはだかる。だから余計に震えた。
幸せになるために働いてるはずなのに、全速力で走って幸福…
新自由主義批判
セクハラにぶちギレて会社をクビになり、友達とビジネスを始め、バイクで街を駆け抜けいい男と存分に楽しみ、シングルマザーとして息子を育てる主人公は強くて賢くてかっこいいヒロインだと思う…
お金を稼ぐことに人生を狂わされる女の話。
自分の利益のために、他者が不幸を被るこの社会自体に問題提起する作品な気がする。
資本主義社会において、思いやりや情けは不利益にしかならない。でも、それっ…
いろいろ考えさせられる映画でした。ブレグジットはこういう状況も原因の一つなわけですね。
主人公アンジ―の、母だったり娘だったり、被搾取側だったり搾取側になったりと複層的な立場がとても興味深い作品です…
もうイヤになるくらいに切ないし、無情な気分になる。
このタイトル(原題も含めて)が非常に意味深でさらになんとも言えない無力感にもとらわれてしまう。
とても政治的な意図のもと制作されたんだろう。
日…
ケン・ローチ監督作。
移民に仕事を斡旋するシングルマザーの姿を描いたドラマ。
イギリスの名匠ケン・ローチが移民問題をテーマに描く社会派ドラマの秀作で、民間の職業紹介所をクビになったシングルマザー…