一見地味な作品ですが、エンディングの大原麗子のショットが華を添えます。と思いきや、新人芸妓の不敵な笑みが最後に画面を飾ります。さすが市川監督です。
直前に車輪が映り、おかよの人生が新人芸妓によって…
他所に女を作られてから7年経っても想い続けてるおはんも、養われるばかりでまともに稼いで来さえしない腑抜け居候みたいな人を愛し続けるおかよも、意味が不明。
超絶色男ならまだしも。当時はこれが色男だった…
【1984年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
『ビルマの竪琴』市川崑監督が宇野千代の同名小説を映画化した作品。日本アカデミー賞では主演女優賞(吉永小百合)を受賞、キネマ旬報ベストテンでは第6位…