何だかすごく好きな雰囲気とテンポ。
ロングショット多めで、風景の広がりが美しい。
首都テヘランという都会から来たクルー達が、田舎の(民族的背景も違う)珍しい文化や風俗として葬儀を撮影して、どうする…
このレビューはネタバレを含みます
アッバス・キアロスタミ監督が描く「死生観」はすごくちょうど良いテンション
観る前は身構えるが、重くない、かと言って軽いわけではない。深いと言うよりも大きくて広く、風が吹き抜ける。
ハートウォーミン…
めちゃくちゃ久しぶりに再見。これまでのキアロスタミ作品とは異なり女性や動物にフォーカスしている。以前のようなメタ的な所もなし。
これ以降の作品はテイストが異なってくるので転換期にあたる作品なのか。
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ヴェンダースの「ことの次第」思い出した
キアロスタミもこういう経験したのをベースに映画にしたんだろうか
穴に落ちた男性どうするのか
その前の亀への意地悪見てたので身を乗り出す場面だった
最後複雑な表…
◎ フルーク?の詩が絶妙なタイミングでタイトルを吐き出してきてあがった!
あの停電した暗闇の洞穴の中もかなりいい!
'生'を引き伸ばしにされた中であまり漂わない緊張感が'なすがまま'な様を醸し出して…
再見。『友だちのうちはどこ?』と比べると、いかにも形式ばった不自然な物語の中でヒッチコックをやっているわけだけど、この構成(往復、5回あった)で走って、〆に「天国よりもブドウ酒のほうが美しい」みたい…
>>続きを読むイランの村に葬儀の取材にきた主人公。独自の風習があるらしいと聞いてテヘランからやってきたが、まあ人が死なないと葬儀はない。ということで、案内してくれる少年の祖母の死を待つことになる。
死を待っている…
キアロスタミで一番好きだった。色んなメタファー、演出が施されているけど、風景の一部に溶け込んでただ画面に写ってるだけ、みたいな抑制されたトーンが磨かれてる。本当にスクリーンという窓から覗いてる感じ。…
>>続きを読む景色の良さに見惚れる。
都会と田舎の人間形成ってこんなにも違いが現れるんだなと。
伝達・連絡系統が田舎は風の噂や人伝え、都会は電話、対比も絶妙なチョイスで面白い。
ヒマな時間の捉え方も違ってて、どっ…
(C)1999 MK2 PRODUCTIONS-ABBAS KIAROSTAMI