ポパイの作品情報・感想・評価

『ポパイ』に投稿された感想・評価


アメリカの人気コミックを実写映画化。 ある港町にやってきたポパイと、悪徳保安官ブルートとの対決を描く。

港町スィートへブンにやってきたセーラーマンのポパイは慌て者の娘オリーブの母親が営む下宿屋に住むことに。オリーブは町を取り仕切る乱暴者の保安官ブルートと結婚目前だったが、彼のことが好きになれず、思い悩んでいた。そんな彼女とポパイは次第に心を通わせていく。一方、ふたりは予知能力を持つ不思議な赤ちゃんを引き取ることになるが、ブルートがその子を狙い……。

ロビン・ウィリアムズキャラになりきった。
オリーブは完璧。セットの破壊シーンが豪快(ドリフのコント的な意味で)。アニメ忠実再現ものの元祖なのかも。トホホとはならないが全然笑えない。アルトマンはどんな認識で監督したのだろうか。
昼寝

昼寝の感想・評価

5.0
無意味な破壊とポップな暴力、最高! 日本で言うコロコロコミックみたいなぶっ飛んだギャグ漫画の描写全てを堂々と実写でやり切っている。ロビン・ウィリアムズ演じるポパイの初登場シーンで、彼がジャケットを脱ぐと特殊メイクの太い腕がドンと出てきて笑ってしまうんだが、明らかにそれをやるためだけににポパイにジャケットを着せていて最高。97分ずっと躁状態。ヤバすぎる。米国公開版では114分だったらしいのでそっちも観たい。

日本版VHSで観たのだが、ブルートが大声でオリーブの名前を叫ぶ時、その声に合わせて少しずつ(カラオケみたいに)日本語字幕が表示されていて、「そんなことしていいんだ」と思った。
一人旅

一人旅の感想・評価

5.0
ロバート・アルトマン監督作。

アメリカの漫画家:エルジー・クリスラ―・シーガーが1929年に創作し、1960年代から70年代にかけてテレビアニメも制作された、アメリカの老舗キャラクター「ポパイ」の実写映画化で、『M★A★S★H マッシュ』(70)や『ナッシュビル』(75)のロバート・アルトマン監督がメガホンを取っています。

父親を捜すため港町スイートヘブンを訪れた小柄な水兵:ポパイの活躍を描いた痛快コメディで、原作における恋人であるオリーブとの出逢い&ロマンスや、ポパイの宿敵である大男:ブルートとの対決のゆくえをギャグ的効果音をふんだんに用いてドタバタ的に活写していて、さらには登場人物が歌って踊るミュージカルシークエンスまで盛り込まれています。

巨漢ボクサーとのボクシング試合や、缶詰のほうれん草を食べて超人的パワーを発揮させるクライマックスの対決等、見せ場となるアクションシーンが多数用意されています。また、マルタ島の「ポパイ・ビレッジ」として保存され観光地となっている家屋等の撮影セットはカートゥーン調の可愛らしさに溢れていますし、甲子園の応援歌でもお馴染みのテーマソング “I’m Popeye the Sailor Man”も聴き所となっています。

主演のロビン・ウィリアムズが隻眼&パイプ好きなポパイを芸達者に演じていて、ポパイのトレードマークである不自然に膨らんだ前腕は特殊メイクにより再現しています。また、オリーブ役のシェリー・デュヴァル、ブルート役のポール・スミスも原作の風貌&キャラをそのまま再現しています。
mika

mikaの感想・評価

3.0
こんな作品があることを知りませんでした。しかもミュージカル風味w
船乗りのポパイは、幼い頃に行方不明になった父を探して小さな港町にたどり着く。そこでオリーブやスウィーピーと出会います。
それぞれのキャラクターが、とっても似せてて、うまくできてるなぁと思いました。
物心ついた頃から知っているポパイは、ほうれん草を食べていて、好きだから食べてるのかと思いきや、実は嫌いだったんですね・・・目から鱗ですw
シェリー・デュヴァルの歌唱シーンが素晴らしい。ミュージカル映画にあるまじき下手さなのだが、それゆえにグッとくる。この映画の作り手たちは下手であることをネタにしたりせず、「ただの歌声」として、どのような歌唱でさえも同等に存在させている。それにシェリー・デュヴァルが元気いっぱいに歌唱しているというだけで良い。これが『シャイニング』と同年公開とは思えない振り幅。

先日のカラックスのDOMMUNEで諏訪敦彦が、生歌で撮影したミュージカルとしてコレを挙げていた。ロビン・ウィリアムズの声は吹替に思えるのだが、だとしたら歌唱をシンクロで撮って科白をアフレコで撮ったミュージカルという倒錯的な感じになる。

ラストの強引な大団円の楽観性が凄まじい……何だこのテンションは。
fumi

fumiの感想・評価

3.0
アニメの発声と動きを実写でそのまま再現するとこうなるのか。なんともいえない気持ち悪さで面白かった
マヒロ

マヒロの感想・評価

3.5
船乗りのポパイ(ロビン・ウィリアムズ)は、幼い頃に行方不明になった父を探して小さな港町スウィートヘヴンにやってくる。よそ者を警戒する町民にポパイはなかなか馴染めないでいたが、そんな中、町の有力者・ブルートと半ば無理やり結婚させられそうになっていたオリーブ(シェリー・デュヴァル)と出会う……というお話。

あの『ポパイ』の実写化で、コミック映画とは縁遠そうなロバート・アルトマンが監督を務めている。
マルタ島に建造されたというスウィートヘヴンの町はテーマパークみたいなチープさもありつつ、船の汚れ具合とかはけっこう徹底されていて美術は良い感じ。

問題……というか良い点なのか悪い点なのか最早分からないが、この映画の凄いところはコミック映画の演出をそのまま実写でもやってしまっているというところで、ぶん殴られた人がドリルみたいに回転しながら床を突き破ったり、100メートルくらいの距離をゴロゴロ転がっていったり、生身の人間がガチでコミック仕草をしているのに圧倒される。ポパイのあの特徴的な膨らんだ手足もわざわざ特殊メイクで再現しており、割とキモチワルイ。
ただ、映画全体が何となくそのドタバタ感に乗り切れていない感じもあり、起こってることの熱量は凄いのに映画の体温は低いみたいな絶妙に噛み合わないもどかしさがある。一応ミュージカル映画ばりの歌唱シーンも多いが、皆等しく微妙にヘタだったりする辺り、ちゃんとした娯楽作品からちょっと外そうとする、アルトマン監督のひねくれ根性が働いた結果変な雰囲気になってるのかなと思えた。ただ、この歌の下手さは「味」になっていてよかったと思う。オリーブの歌う『he needs me』は、ポール・トーマス・アンダーソンの『パンチドランク・ラブ』にも使われていたらしい(覚えてないが……)。演じるシェリー・デュヴァルは、あの『シャイニング』と同年とは思えないクネクネした力の抜けた演技が魅力的で、この世界観に一番マッチした存在感で良かった。

あからさまに変な映画ではあるが、マジで変な映画を作ってやろうとしてるのか、結果的にそうなってしまったのかどっちが本来の姿なのか何とも言えない作品で、面白いんだけど何となく魂が入っていないような気がしてしまった。

(2021.257)
みんな歌下手でいいミュージカル 
軍艦島みたいでアツかった 食卓囲うわちゃわちゃ感すさまじい
popcorn

popcornの感想・評価

2.5
野球の応援でよく耳にする「あの曲」の元ネタってポパイだったのね!

最後のブルートが逃げて行く場面で服の色が黄色になって「見ろ!黄色になったぞ!」となじられる謎の世界観が楽しい。

ロビン・ウィリアムズ繋がりで後の『フック』にも通じるものがある。セットの作り込みやoxblood oxheartの立像が倒れるシーンは『フック』のワニが倒れる場面と重なって見えた。
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