本作は、「この世界は生きるに値する」という祈りに満ちている。
テレンス・マリックは、自然光に取り憑かれたようにカメラを構え、その光が世界の質感そのものを形づくっている。
次男の死をきっかけに、長男は…
1950年代半ば、オブライエン夫妻は幸せな結婚生活を送っていたが長男ジャックは、信仰に厚く男が成功するには「力」が必要と説く父と、深い愛情を注ぐ母の間で葛藤。大人になり、人生や生き方の根源となった少…
>>続きを読む好きですね。
これはブルーレイで見ましたが、恐らく映画館の大画面であの映像を見るべきでしたね。映像美はもちろんのこと、脚本も父と母と子の歪な関係を鋭く描いていますね。まあ自分が父との関係を未だに難し…
父と母と息子、3人を軸に断片的なセリフと何かを象徴するような大自然の映像で綴るテレンス・マリック監督の壮大な人生散文詩。
とてつもない大きな物語は観る人により解釈が異なるだろう。前半の20分近く続く…
地球の起源(生命の発露)から現代までの進化の軌跡描く。それに重ねるかの如くに、息子が父親を超え(成人し)人間としての第一歩を踏み出し始めることを暗喩として並行していく。
その根底には、生あるも…
なかなかクリエイティブな映画でびっくり。地球の誕生、神、人類、壮大すぎるテーマとアメリカに住むある親子の人生(監督の体験を基にしてそう)。ヒット作ばかりでタレントが埋もれるハリウッド界にもオリジナリ…
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