このレビューはネタバレを含みます
喪服姿の藤純子が逃走した河津清三郎に先回りできたのは、どう考えてもこれが映画だからという理由以外にない(追われる者と追う者の的確なカットバックによる画面構成)。両者が対峙した瞬間に轟く雷鳴と稲光は、…
>>続きを読む素晴らしい作品。
序盤の小雨降る上州で鶴田浩二と藤純子が出会う場面や、闇討ちにあい絶望的な状況で一人戦う鶴田浩二と、寄場で博打をうつ藤純子が対比される場面で流れる木下忠司さんの余情的な音楽も印象的。…
このシリーズや小津安二郎の映画はどれがどれかよく分からないのですが、おもしろかったはずです。
私は普段、映画を観る前にも観てからも、その作品の周辺情報を頭に入れない方針なのですが、この映画に関して…
7作目となるとなんかもうどんな展開になるんだろ〜っていう期待感は微塵もなくてただただのんびり見てしまう。とはいうもののおきまりの「娘〜盛りを〜」とか博打でイカサマ見破るのとかアクションシーンは楽しい…
>>続きを読む取って付けたような公害問題のテーマが好きになれないが、画竜を欠くことを怠らぬほど魅せつけてくれる加藤泰の演出には目を離せない。流れる汚水を画面の左に位置して右に俳優を映す画面を生み出したりなど、…
>>続きを読む今までみた加藤泰演出の緋牡丹博徒シリーズのな中で一番シンプルでいい。 鶴田浩二の遺体の前で子分たちが延々と復讐の話するシーンの長回しが強烈だった。10分くらいある。んで、最後に藤純子にスポットライト…
>>続きを読む加藤泰特集24本目
いつもながらの世界が公害を交えながら描かれているが圧巻は終盤の殺陣に尽きる。長髪を垂らしながらの斬りまくりは素晴らし過ぎる(+0.4)。この雰囲気をうまく再現するには石原さとみ…