主人公の清兵衛を娘視点のナレーションで語られる。家族のために夕刻仕事が終われば一目散に帰る様子を揶揄して《たそがれ清兵衛》と周りに言われようとも不器用ながら家族を愛し愛され良い父親。
幼馴染の朋江…
幕末、東北の小藩を舞台として、妻に先立たれ、幼い二人の娘と年老いた母を抱えて必死に生きる貧乏武士の清兵衛と、彼を慕う幼馴染の朋江の姿を描く。
「襤褸を着ても心は錦」を地で行く清兵衛の生き様が魅力的…
★男やもめの清兵衛は飲み会も女遊びもせず、ボケた母と二人の娘と暮らしている。実はめちゃくちゃ強いことがバレてしまい、上位討ちに駆り出される。
◯山田洋次の時代劇、優しい気持ちになれる
◯温かい家…
何度見てもいい作品だ。見るたびに胸が熱くなる。そしてとてつもなく切ない思いになってしまう。この幕末の世を生きた人々は、激動の時代の中で、個人の思いとか、欲望など、押し殺して生きていたのだろう。この作…
>>続きを読む三重の彼岸花映画祭で初鑑賞。
13歳の娘が健気で、5歳の妹が無邪気で、そんな子らを残して死地に赴く気持ちを想像すると、心が震えます。若い頃に観ずに大人になってから観て良かった。真田広之と田中泯の所作…
小さい頃からずっと山田洋次作品を観て来たが、彼の時代劇を観るのは初めて。
「男はつらいよ」や思い返せば「幸福の黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」等の現代で人情喜劇のイメージが強いる。
正直彼の作…
衛星劇場