日本人の美意識に迫る、奥ゆかしさの中の男らしさ、騒がず謙虚に生きる清兵衛。
ラスト15分に全てが詰まった一本。
娘の語りで進む清兵衛の思い出。
膳右衛門の心情、清兵衛には斬られてもいいと思ったのでは…
時代劇は普段あんまり見ないんだけど、これめちゃくちゃ良かった。
耄碌した母と2人の幼い娘のために質素に暮らし、黄昏時には飲みの誘いも断って帰宅するからたそがれ殿っつってバカにされてる男の話。ストーリ…
家族想いで寡黙な男、井口清兵衛(真田広之)と、奥ゆかしくも世話好きな女、朋江(宮沢りえ)の慎ましい関係性が、まるで庄内の厳しい冬を耐え忍ぶお郷の気質を表しているよう。しんみりと胸に沁みる。
清兵衛…
シリーズ真田広之目当て。
わりとさっくり見れる物語でよかった。質素で誠実でどことなくユーモラスなのに寂しい。常に黙して多くを語らず、日々の務めを淡々とこなし、その有様に諦めを見せながらも奥底には深…
派手さはない、けれど序盤から涙が溢れる。
幼子が母を亡くす描写も、何を言われても静かに一家を支え続ける清兵衛も、朋江と楽しそうに遊ぶ娘達も、遺骨を食べる田中泯もなんだかとても泣けるのだ。
人の本…
真田広之もさることながら、想像以上に宮沢りえが素晴らしい。
山田洋二監督だと知ったのは後の事。
やっぱり藤沢周平のお話はいいなぁ。
「~がんす」とかの時代(?)の方言も独特な柔らかい空気(まぁ喋る人…
家にあるDVD再鑑賞。
面白くなくはないけど。。。
後日談は不要かなぁ。原作が台無し。
主人公があまりにもはっきりしない性格。原作の主人公たちは、相手が敵意をむき出しにしたら、それまでの逡巡はなく…
このレビューはネタバレを含みます
真田広之が、終始娘を愛しつつも、やるせない感じを背負って生きているのが哀しく映る。
時代背景もあると思うけど、幼馴染とのヤキモキ感、すれ違い、中年男性の悲哀もありつつ、剣のシーンは見応えあり。
個人…
衛星劇場