凡百のアイドル映画と一線を画すラストのストップモーション。
そこまでは初々しい二人のアイドル映画だった、しかし、最後の最後、これからの踊り子が辿る道を暗示する冷酷さに感じ入った。
中山 仁演じる兄が…
GWは伊東、下田、河津七滝、天城峠、浄蓮の滝、戸田を経巡ってまいりました。伊豆の踊り子コースです。
河津七滝には踊り子の像まであったりして興醒めでしたが、熱海の海岸で貫一がお宮を蹴飛ばす像よりはマ…
原作読んだことないから、こんなお話だったのか~てしんみり観終わった。書生の青年と、まだ穢れを知らない踊子の、たった数日の旅のお話。旅芸人の世知辛さと、清らかな少女の片思い。お互いにこの惹かれ合った感…
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一人称ナレーションだと。それもタイムスリッパーかよな宇野重吉ボイスだと。フィルムノワールやクトゥルー神話が去来し。不穏ととってしまう自分がいる。赤いシリーズの百恵。トンネルをはしりぬける友和。金田一…
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川端康成の原作と比較すると、当時の身分差がより強調されている気がする。三浦友和が2階から中山仁(加藤剛かと思ってた)に金包みを投げ渡す場面は特に高低差が視覚的に示されており顕著だ。
また、宴会の席…
踊り子と書生の交差することのない(少ない)視線で好意を表現していたのが良かった
山口百恵のあどけない演技が魅力的で印象的だが、書生役の三浦友和は両親が死別しており、その荒んでいる孤独な心があまり表…
1974年につくられた西河克己監督作品。伊豆の山道を旅する学生が出会ったのは旅芸人の一座で……。すっごく久しぶりに見るわぁ、吉永小百合だったよなぁと思ったら山口百恵でした、初の主演作だそうですね。西…
>>続きを読むおススメ度☆☆☆☆☆
82分でサクッと見れる爽やかな恋愛劇。ありがちなあざとい表現に頼らず、繊細な情感で強い感情移入を促すドラマ運びは見事。原作のネームバリューに全く引けを取らない実写化作品のお手本…