大傑作。パートカラーで映される肖像画の美しさ、悍ましさ。殺人場面の吊りランプが作り出す光と影のゆらめきのおそろしさ。ハード・ハットフィールドがローウェル・ギルモアを絵画のある部屋へ促す際の縦構図のト…
>>続きを読むオスカー・ワイルド原作、何度もリメイクされているオリジナル。永遠の若さと引き換えに魂を売った純朴な美青年貴族が、闇を抱えていき、代わりに肖像画が醜く老いていく。
ホラーテイストのファンタジーが好み…
このレビューはネタバレを含みます
ヘンリー卿の快楽主義者としての言葉は、確かに魅惑的なものが多いんだよな。
「若いうちに欲望のままに生きるべきだ」
美しいうちに得ることのできる快楽を求めなさいという主張はどこか納得できるし、甘美…
小説を持っていて、映画の方もずっと観たいと思っていたらまさかの映画化2作品もアマプラにあるなんて!!嬉しい!
劇中にもオスカー・ワイルド、ビアズリー が含まれていたの興奮。
ドリアン役の俳優さん、美…
ドリアンが美しくて肖像画が見事に悍ましい。
ドリアンのした悪事がほとんど描写されないのに肖像画のあまりの醜さで一体どんな事をしてきたのだろうと想像を掻き立てる。本人のまるで表情に出ない美貌も段々と…
来月、朗読劇を観に行くのでその予習に鑑賞。
若き美青年ドリアン・グレイはヘンリー卿の言葉に酔わされ、快楽主義と「若さこそもっとも価値のあるもの」という考えに染まり、自身の肖像画の前で「自分ではなく…
肖像画が歳を取り、自身は変わらぬ若さを保つ…と言うちょっとオカルトチックな有名なオスカー・ワイルドのお話。
…と思って見たら何だか全然違う作品で驚きました💦
ネタバレになっちゃうからあまり書けない…
純真無垢な青年に、人生の酢いも甘いも知った大人が、若い頃に弁えておく方がよいことを説き、感化されることによって狂っていく人生。凡庸なペースで、皆と同じタイミングで躓いていれば、ある意味幸せだった。
…
戯曲「サロメ」で知られる劇作家オスカー・ワイルドの代表作を芸術ホラーとして映画化。原作は三島由紀夫を筆頭に、芥川龍之介、谷崎潤一郎らに影響を及ぼしたが、本作は楳図かずおへの多大な影響が見受けられる。…
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