真っ赤に燃え落ちる街と、青く哀しくゆらめく液体人間があまりにも美しかった。『電送人間』は戦時下の怨恨だったけど、こちらは『ゴジラ』と同じ原水爆サバイバー。
液体の原料は、昆布由来の化粧品用ローショ…
一人ののギャングが衣服だけを残して消失する事件が発生。捜査が難航する中、科学者の政田は、水爆実験の放射能によって人間が液体化したのではと考える・・・という東宝変身人間シリーズの第一弾。テレビが高級品…
>>続きを読む一応2010年で区切って、それ以前に公開された日本のホラー作品を集中的に視聴中。
今回は1958年公開の『美女と液体人間』という作品。
この作品は、東宝の特撮技術を活用した「変身人間シリーズ」の第…
・美女と液体人間 (1958/6/24公開)
・The Blobマックイーンの絶対の危機
(米公開1958/9/12)(日本公開1965/1/25)
一見するとブロブのパクリっぽくもあるけどあち…
放射能に汚染された人間が液体化し、人を襲うという設定にはかなり無茶があるが、核実験に対して警鐘を鳴らすという意味ではかなりメッセージ性の強い作品であるとも思った。
明らかに第五福竜丸を思わせる漁船…
船上や水路に佇む液体人間を捉えたロングショット、溶かされる際に人間側の抗いが一切効力を発揮しないことへの恐怖。刑事が殴りかかった次のカットの不気味さは凄い。既に人間とは思えない顔色と姿勢に変化して…
>>続きを読む液体人間はゴジラが体現する水爆の脅威といった要素を人型に落とし込んだような存在。触れると伝染して液体人間になるというのはゾンビみたいな趣がある。
何の捻りもない悪党をやってる佐藤允が珍しい。
後々変…
放射能を浴びて、液状化した人間。液状化すると、隙間から入り込め、襲われた人間も液状化する。そして、隅田川からぞろぞろと上陸する不気味さ。特撮は操演と合成。空気人情は「ガス人間第一号」でも用いられてい…
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