天正元年(1573)@甲斐(山梨県)
仲代達矢も良いが弟・山崎努と家臣・大滝秀治がこれまたとても良かった。
偉大な人物が偉大なのはその当人はもちろんそうだけど周りに然るべき人物を置いておける事だよな…
話が長い。昔は出来たのに、今は出来ない。それっていわゆる老化現象。かくいう私も120分超の大作映画を観るのに今じゃ謎の覚悟が要るんだよ。本当は勝新との確執だの前知識を仕入れてから(そのうち)観ようと…
>>続きを読む黒澤明監督作品の中では世間の評価が凄く高いという程ではない。
しかし私は円盤を購入するくらいには好きな作品。
タイトル通り武田信玄の影武者を主人公に描いた時代劇。
武田信玄と言えば史実でも、実弟の…
影武者を政治ではなく遺された家族や故人の亡霊との関わりで表そうとするのが黒澤という感じ。作風としては違和感はないけど、人道主義者としての彼は好きではないからいまいち乗り切れなかった。
髭を撫ぜる…
人なき影としてその命を役立てようと決意した主人公。亡き信玄公として生きるうちに、その威厳や風格さえも宿していく様は、興奮を覚えさせる。
武田の軍勢は風林火山が如くの作戦行動であり、信長・家康にとっ…
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