自動車会社を引退した実業家と、重役夫人暮らしの鬱屈を晴らしたい妻が欧州回遊の旅へ出る。
奔放に不倫を重ねるごと新たな顔を覗かせゆく女と、社会性の鱗が剥がれ落ちるにつれ躍動しだす男の対比が刺さるウィ…
■夫の定年退職後、あるある夫婦、笑■
本作の主人公サムは、20年来自動車製造に従事し、巨万の富を得た。
一人娘のエミリーも結婚した為、自動車会社を売却し、妻と欧州旅行に出るという設定。
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【本当は怖いウィリアム・ワイラーの話】
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載のウィリアム・ワイラー監督作『孔雀夫人』。持っていたはずだったのだが、行方不明となっていたので国立映画アーカイブの特集で…
後半から傑作。旅行代理店のカウンター前でウォルター・ヒューストンとメアリー・アスターが交わるか交わらないか、瀬戸際の駆け引きにハラハラと胸躍る。この二人が出てくるショットの演出はもれなくギンギンに冴…
>>続きを読むウィリアム・ワイラー監督作は、映画に夢中になり始めた頃からけっこう意識して観ていた気がする。雑誌が名作映画として紹介する記事には「ローマの休日」を筆頭に「ベン・ハー」や「大いなる西部」など名前が挙が…
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