[強く理知的な父性像の破壊と規範化された核家族へのアンチテーゼ] 99点(OoC)
「理由なき反抗」封切り三日前にディーンの訃報を聞いたレイはアル中果ては薬中にまで足を突っ込む。本作品はそんな中撮…
薬のせいじゃなくてあなたのうちに眠る暴力ですよねという話
前半影に埋もれるように表象される弱者父が後半教育虐待時に大きな影を所有するようになる!他にも鏡で強者男性気取った直後に妻によって鏡が割られ…
こちらも、Criterion Collection「Closet Picks」
の濱口竜介さんのセレクトから、ニコラス・レイ監督作。
突然の奇病に襲われた教師を救った新薬。だが開発されたばかりのそ…
70年近く前の作品にしては、かなり攻めた内容だと思う。新薬といいつつ、あの副作用の混乱ぶりから、まだ治験の段階だったのでは?という気も(医師たちの何か意味ありげな顔のアップがそう思わせる)。最後は昔…
>>続きを読むヤク中映画。大病を患った父親が薬の副作用で狂っていくも、服用を止めると死んでしまうため八方塞がり状態で家庭が壊れていく。
幸福な描写の次は必ず不幸が倍で返ってくるレイ映画の真髄。引き伸ばされた影が…
2024.3.30 29-37
終盤の夫が狂って息子を殺そうとし、それを食い止めるウォーリーとの取っ組み合いのシーンが良かった。
薬の副作用で「精神病」とされる夫が典型的な家父長的振る舞いをする…