『シャイニング』よりも20年以上前にこんな傑作があったとは…。
56年の作品というだけあって、色彩感覚の神経質なまでの拘り様が素晴らしい。
(現代の日本以上に)当時の米国で社会的に地位があり尊敬され…
文字通り、人が変わっていくんだけども、
みるからに錯乱しているのではなく、あくまでこの世に別の人として実際に存在するような性格の範疇で、豹変しているのが、まず面白い。
錯乱していると判断するのに時…
ニコラスレイでいちばん苛烈な傑作
まだ主人公が正常なときの、映画前半の部屋のライトを次々に消していく場面が怖すぎる。絶対に良くないことが起きる映画であることの確信のさせ方が強い。
最終盤、病室で目…
父親の抑圧された男性性が新薬の副作用によって解放され
次第に手に負えない基地外と化していく話。面白い。
強くあらねば家族を守らなければという使命感から
薬に依存し狂っていく父親と
それを止めることが…
こちらも、Criterion Collection「Closet Picks」
の濱口竜介さんのセレクトから、ニコラス・レイ監督作。
突然の奇病に襲われた教師を救った新薬。だが開発されたばかりのそ…
ヤク中映画。大病を患った父親が薬の副作用で狂っていくも、服用を止めると死んでしまうため八方塞がり状態で家庭が壊れていく。
幸福な描写の次は必ず不幸が倍で返ってくるレイ映画の真髄。引き伸ばされた影が…
このレビューはネタバレを含みます
息子が特殊能力を持ってない「シャイニング」
教師とタクシー無線の交換手を兼ねるエドが難病になる。医師に処方された苦痛を和らげる薬は精神的な副作用があり、それによるパラノイアで石原慎太郎みたいな態度…
再鑑賞。
超絶大傑作!薬の副作用で狂っていく男の心情を見事に表現しきりまくる画面設計に狂酔する。色彩、陰影、構図、配置、動線、セリフ、的確じゃないところがない程に全てが完璧かつ狂ってる。特に色彩設計…