父親の抑圧された男性性が新薬の副作用によって解放され
次第に手に負えない基地外と化していく話。面白い。
強くあらねば家族を守らなければという使命感から
薬に依存し狂っていく父親と
それを止めることが…
こちらも、Criterion Collection「Closet Picks」
の濱口竜介さんのセレクトから、ニコラス・レイ監督作。
突然の奇病に襲われた教師を救った新薬。だが開発されたばかりのそ…
ヤク中映画。大病を患った父親が薬の副作用で狂っていくも、服用を止めると死んでしまうため八方塞がり状態で家庭が壊れていく。
幸福な描写の次は必ず不幸が倍で返ってくるレイ映画の真髄。引き伸ばされた影が…
このレビューはネタバレを含みます
息子が特殊能力を持ってない「シャイニング」
教師とタクシー無線の交換手を兼ねるエドが難病になる。医師に処方された苦痛を和らげる薬は精神的な副作用があり、それによるパラノイアで石原慎太郎みたいな態度…
再鑑賞。
超絶大傑作!薬の副作用で狂っていく男の心情を見事に表現しきりまくる画面設計に狂酔する。色彩、陰影、構図、配置、動線、セリフ、的確じゃないところがない程に全てが完璧かつ狂ってる。特に色彩設計…
再見。撮影も(美しいカラー)照明も抑制を効かせながらもじわじわと緊張感を保ち続けているのを惚れ惚れしながら見ていられる。ここぞという時に移動やズームを使うのもニヤリとなる。子どもたちの描いた無垢な絵…
>>続きを読む自主字幕。水爆時代の徒花。教育という名の虐待。コルチゾンの副作用を(映画的)言い訳にして、モラハラの限りを尽くす極悪教師メイソン。子供の未熟さを先天的疾患と断言して、躾によって治療するという発想がヤ…
>>続きを読むこれは物凄い映画だった。
天才監督ニコラス・レイの大傑作!
陰気な顔の小学校教師、彼の家庭は田舎の平凡な中流階級、彼の妻と息子、そうした風景を鮮やかなカラー映像で描きながら、世の中に対する彼の嫌悪…