湖のランスロの作品情報・感想・評価

『湖のランスロ』に投稿された感想・評価

4.0

シネマトグラフというよりキネトスコープを思わせる斬首で幕を開け、侍者が姫の身体を洗うシーンも見世物めいた客体性が漂う。
兜によって狭窄化された視界は観客に共有され、空間的な広がりを欠いた一角で演じ…

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Lualdi
-

聖杯伝説が恩寵と信仰を通じた救済を描写するのとは対照的に、ブレッソンは鉄と血の運動として凝視する。

漁夫王の癒えざる状態、荒廃した土地、そして沈黙する聖霊は、聖杯を万人を救済する普遍的な恩寵ではな…

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lune
5.0
凛として、どこか儚い..湖に沈む,騎士たちの静かな夢𓈒𓂂𓏸
盆栽
3.9

終わりのはじまりの気配


 ロベール・ブレッソン監督による、アーサー王伝説に登場する騎士たちの末路を描いた、静寂に包まれている作品。本作は、ブレッソンらしい極端に抑制された演技と、簡素な演出によっ…

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toro
3.5
これまでに観たブレッソンの作品でいちばん分かりにくかった。
難解だった…

鎧と馬の音がすごく印象に残ったな🐎
矢吹
3.9

とにかく、ゴヴァンがかわいい。
ランスロが9連勝ぐらいするところの、観客席のゴヴァンたちのなんという微笑ましさ。人の感情に過剰に寄り添わない。世界の中の一つとして描き出す。
それが、シリアスを基調と…

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5.0
このレビューはネタバレを含みます


【手足のショット】は見えない部分を多くとることで映画のサイズを大きく見せる。【棒読み演技】は情緒に頼ってない分、観る人の読解力を喚起する。【強調された環境音】は抽象的な物語をリアリズムに底上げする…

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犬共
4.5
みんなで読もうシネマトグラフ覚書

もうすぐ京都でも『白夜』観れるの楽しみ!

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