このレビューはネタバレを含みます
ボクシング映画、フィルム・ノワール永遠のベストワン。
もはやスポーツではなく組織の金儲け事業へと成り下がったボクシング界(=アメリカそのもの)で、道具としてチャンピオンに仕立て上げられた男の葛藤が…
「人は皆死ぬ」。主人公の尊厳を回復するために、堕落の過程の代償として二人の味方を失わせる脚本となっている。ロバート・アルドリッチ『カリフォルニア・ドールズ』でドールズとピーター・フォークの本当の味方…
>>続きを読む屋外に佇むサンドバック。うなされ飛び起きて車。蠢く金とビジネス。余りに唐突で不意。喧嘩っ早さ。友と最愛の人との日々。以前は断っていたタバコ。負った傷にひとつずつキスを。ささやかに去る背中。
扉のガ…
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-688 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※
🖋ボクシング映画好きな私にとっても、大好きなボクシング映画の一つ!!この時代に…
チャンピオンを目指し頂点に立った男の周囲に蠢めく金と女にまつわる誘惑にどう立ち向かうかをテーマにしたプロボクサー物語。仕組まれた八百長に知らずに加担してチャンピオンになった男チャーリー、世代交替のタ…
>>続きを読む序盤にある「誰に止められても戦うのが真のボクサーだ」的なセリフがあって、それが終盤に生きてくるのが、さすがエイブラハム・ポロンスキー上手い。
ジェームズ・ウォン・ハウの撮影に助監督アルドリッチの超豪…