映像と演出が持つ説得力により、これまでにないほど強く感情移入させられる。原題の意味は、自分自身の過去や弱さへの向き合いだけでなく、画面と観客の暗示とも捉えられた。主人公が患者になり、娘にも同じ傷を負…
>>続きを読むすごい、ほとんど顔ドアップ画角だけでて映画が成り立ってる
孤独がテーマだけど、エンディングもなしにあっさりもいいところなくらいスパッと終わっていきなり清々しいのがあまりにも斬新で衝撃でした笑
孤…
「無信仰者の まじないがある」
「まじない?」
「時々 唱えるんだ」
「聞かせて」
「"出会いによって実在できる日が来ますように" "いつか実在できますように" と繰り返すんだ」
「実在とは?」
「…
最後に写ったステンドグラスにも、おばあちゃんが写るんじゃないかと思って怖かった。
分裂していく精神をここまで表現出来るのがすごい。 分裂しても尚それも自分という狂気、どうすればいいか分からないよね。…
イングマール・ベルイマンの映画を何作かみて感じ取った印象のひとつに親子関係の描写がどうしてこんなにリアルに描けるんだろうと思っていて、この作品はそれが全面に出ていたと思う。たぶん刺さる人にはすごく刺…
>>続きを読む覗き込む眼差しは自分を見ていたの?それとも救い?抑圧されたエニーの分身、母性に対する嫌悪のような精神病患者マリア。トーマスの中に見つけた父性と愛情、もしかしたらその愛情は危うい倒錯したものなのかも。…
>>続きを読むスローだな。
忍耐力を要する。
「子どものように暗闇で叫ぶのを我慢してる。助けが来なければ恐怖が増すから、泣き声を押し殺して孤独に耐えるの」
暗闇の中で全身赤の衣装は、マッチ売りの少女なのかダン…
エニーの「私は孤独を知ってる、彼らも孤独の中で勇敢に闘ってる。‥」と精神の病についての言葉が心に響いた。
彼女の心の回復が少し唐突に感じられるのは、縮小版だからなんですね。
過去の心の傷に遡り感情を…