冒頭の朝のシーンは見事。
一家の日常が描写されながらも、顔は一切映らない。
不気味で普遍的で空虚感が漂う。
水槽を壊すシーンも名シーン。
娘が初めて感情を露わにする。
「第七の大陸」はどこの世界…
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自暴自棄なのか、それとも旅立ちなのか、死を恐れていないとしていた家族にとっては最高の選択だったのかもしれない
ただ、少女の泣き喚くシーンと、ラストの砂嵐からのカットを見るに彼らはなにを望んでいたのか…
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日曜日に見ちゃいけない映画代表。
車の洗車中に突然「人生の意味」を悟っちゃった妻。
「オーストリアに移住するの」と嘘をついて銀行からありったけの金を引き落とし、スーパーで食料や大量の工具を買い込み…
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監督の口から音楽やリズムという言葉が出ていたけど、私はまさにミニマルミュージックのような作りだなと思った。繰り返される日常の行為。それらを少しずつずらしたりして、同じパターンを繰り返し見ている中にも…
>>続きを読む物質主義に囚われた結果、空っぽ人間になってしまいましたという話。インタビューで監督自身が言っていた通り、第三部の一家の行動はそれまで描かれてきた彼らの行動の延長でしかない。観終わった後には圧倒的な空…
>>続きを読む見所はやはり終盤の家財の破壊シーンにあると思うのだけど、注目すべきはそのリズムにある。最初は衣服をハサミで切り裂く静かな場面が徐々に激しい破壊に展開していく。その過程を見届けているうちになんとも言え…
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