人類が食糧難にあえぐ終末世界。
ジョルジュ、アンヌ、エヴァ、ベンの4人家族が物資を持って別荘を訪れると、そこには見知らぬ家族がいて、その中の男に銃を向けられる。夫のジョルジュが説得を試みるも射殺され…
◎ 個人的な不幸の奈落へ真っ逆さま、似たような境遇のコミュニティへ遭遇。思いやりもへったくれもないような隣人たちの中で時々垣間見える希望のかけら。
何度も'街'という言葉が出てきて、自分の生きている…
極限状況下に置かれた人間達の様子を観察する様な作品。ハネケ監督らしさは、随所に感じられました。しかし、終盤はいつもより優しく思えた。ラストはやはり、問いかけます。そして、余韻であの後を妄想する楽しさ…
>>続きを読むハネケが描く終末のディストピア。災害か何かが起き、水や食糧が不足したヨーロッパ。理由は一切語られない。近い将来、日本でも起こるのでは?と思える状況だった。
人々がどう行動するかを淡々と見つめる作品…
ここまで社会、人間を冷静な目で見て表現する監督はハネケくらいじゃないかと思える。
辛辣だし、また真実のある側面でもあるから見てて正直辛い。
霧の様に簡単に消えてしまいそうな希望の言葉でも、そう終わっ…
ハネケのディストピア描写ってこうなるのか。冷たいようで暖かい。
核の影響で人類危機。食糧困難からの犯罪や略奪は酷く噂話が蔓延し…
アンナの子供ベンに心をギュッとされる展開に少し共感しつつ感動させ…
ミヒャエル・ハネケ監督作品を観ようと3本レンタルした。今日はその1本目。しかしこの映画を観終わって思った。これは困ったことになったと。次に控えているのがあのカフカの「城」なのだ。この小説はまさに不…
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