タイム・オブ・ザ・ウルフのネタバレレビュー・内容・結末

『タイム・オブ・ザ・ウルフ』に投稿されたネタバレ・内容・結末

一方的な対話の断絶は暴力的なテロリズム。これまでの作品の断片が垣間見えたこの時点での集大成のような作品だった。人が狼になる時間、飢えた狼達と一匹狼。サクリファイスは燃える。火は散らばった家族をつなぎ…

>>続きを読む
火の中に飛び込もうと、その覚悟を持っただけでもう十分なんだと言ってくれるおじさんが俺の傍にも居てくれれば。

この作品はもっと評価されていいと思う。極限状況に置かれた人間を描かせたらハネケの右に出る監督はいない。
本当の非常事態というのはきっとこのような感じになるのだろう。情報もなければ見通しもなく、ただ不…

>>続きを読む

「外に出よう/恥じるために」


特典映像ハネケ監督インタビュー
「ヒューマニズムなき芸術は存在しません/それこそが芸術家の最も深遠なる存在理由です/意思の疎通こそ人間的でそれを拒むのはテロリズムで…

>>続きを読む
ハネケ成分たっぷり。
炎のシーン素晴らしい。勇敢さを讃え抱擁する男。
ラストもよい。
ハネケのウォーキングデッド

何の説明もなく想像で埋めてくしかない設定だか、人々を少しずつ狂わせるのには十分な状況、淡々と小さな出来事が重なって少しずつ心が締め付けられていく感じ。
絶望の中少年のピュアな行動、それを救って抱きし…

>>続きを読む
『わかってる!! お前ならやっただろう!! お前はできる男だ!! でもな でも 気持ちだけでいい その 気持ちだけでいいんだよ』
感情が0よりプラスになることが一切なかったな。ラストは救われたような気がするものの、あそこで飛び込んでしまった方が良かったのかもと。正直冒頭がピークだった。
明日は我が身だし敵と味方が紙一重のバランス感覚
終始取り巻く張り詰めた冷気を厳かに分断する炎

あなたにおすすめの記事