まるで極上の挿絵がはじまりから終わりまでずっと続くような、ムルナウによる『ノスフェラトゥ』のオリジナルを観ながら、あらためて「ショット」と呼ばれる映画固有の構成要素、その最小さと最大の官能を思う。
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このレビューはネタバレを含みます
F・W・ムルナウ監督✨
1922年の吸血鬼映画初期の作品🧛✨
原作は、ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」です。
名前が違うのは、その時のストーカーの原作の権利を持っていた方が認めなかったから、…
1922年だから100年以上前のブラム・ストーカー原作のドラキュラ(勝手に映画化して訴訟になったらしいがw)。サイレント映画ながら飽きさせない。疫病蔓延の使者としても描かれているが、時代からしてもス…
>>続きを読むロバート・エガース監督版のノスフェラトゥを観たのでこちらも鑑賞。
今見ると棺運びおもしろネズミおじさんなんだけど、演出含め公開時はかなり怖かったんじゃないかな……
ペストがモデルなのがわかりやす…
●吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年ドイツ。マックス・シュレック)
【レビュー】
原作はブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』で,ドイツのムルナウ監督が映画化したもの。
ただし非公式(後に遺族から…
過去鑑賞済み。F・W・ムルナゥによるサイレント・ホラー。1978年にはヴェルナー・ヘルツォークが、2024年にはてロバートエガースがリメイクしている。
ドイツ表現主義を語る上では欠かせない作品で、…
このレビューはネタバレを含みます
評価の高い長編無声映画ということで
「映画通じゃないと理解できないだろう」と身構えていたが、
非常におもしろかった
100年以上前の作品なのに初心者でも楽しめたことに衝撃を受けた
ビジュアルがとに…
モノクロサイレント映画で抽象的な描写は多いが、名作と評価される所以は確かにある。
第一次世界大戦後に作られた本作、その戦死者の数を上回る死者を出した黒死病とスペインかぜ。
日本でいう鬼の成り立ちよ…