ここでは、ふいに画面に挿入される遠景が物語を超えた瞬間をかたちづくっていることは明らかである。例えば、ここまで船を艶やかに撮る作家が他にいるだろうか。船の帆から垂れるロープの一本一本の複雑さは息をの…
>>続きを読む着色版ということで、モノクロの画面ながら明暗が色付きフィルターを通したような黄/青で表現され、影の濃い美しい映像を妖しく彩る。
「恐怖の交響楽」という物々しいサブタイトルからは想像もつかないほど、棺…
このレビューはネタバレを含みます
時計の音や扉が勝手に開くみたいな変わらない怪奇表現に親近感が湧く。昔の映像も相まって、オルロックの不気味さが良かった
100年前でどうやって船に近づく映像撮ったか気になる
2回目の手紙が最初と違…
100年以上前、最初期の吸血鬼映画としてF•W•ムルナウにより世に出されたサイレント作品。
ホラーは興味ないと言いながらもこれは別物。映画好きの端くれとしていつか観なくてはの精神で気分が乗りました。…
ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』を原作にした映画でありドライヤーの『吸血鬼』と並ぶ吸血鬼映画のサイレント
世界のホラー作品に多大なる影響を及ぼしておりドイツ表現主義的な描写もたくさんあった…
ロバート・エガース版に続いて、ムルナウ版の元祖「吸血鬼 ノスフェラトゥ」も鑑賞。
ムルナウ版とエガース版、両作を観てまず感じたことは、エガース版がムルナウ版にかなり忠実で7、8割同じストーリー、セ…
石田一さんの廉価盤DVDモノクロ版は古色を帯びた雰囲気がいかにもサイレントって趣きで、『ドラキュラ』盗用のキナ臭さもプラスに働く不気味さ。
原作者ブラム・ストーカーの夫人の怒りの訴えにより、ネガ焚…