北海の小さな島で暮らすことになった画家のユーハンと妻のアルマ。彼らの生活は、ユーハンが妻の絵を描くといった仲睦まじいものであった。しかし長くは続かない。妻のもとには謎の老女がやってきて、夫の本心が隠…
>>続きを読むスゴいものを見た!という感想。半世紀以上も昔の白黒映画だと言うのに、まあーどのシーン、どのカットも絵的に緻密に作られていてインパクト大、カメラワークも凝っていて、その効果たるや絶大、とにかく怖い作品…
>>続きを読むこの世にこんな映画があって僕はすごく幸せ…楽しい、贅沢、セラピー受けてるみたいに満たされる
絵を描くみたいに自由な白黒の扱われ方がかっこよくて大好き。岩場の釣りのシーンのコントラスト強すぎる画とか…
これも顔に対する尋常ではない執着が御多分に洩れず顕在している。顔と精神不安とをベルイマンは中期以降描きがちで、今回は自画像や肖像を描く画家に連関して、顔を剥がれることへの恐怖が顔で見事に表される
…
アルマの1人語りのカメラ目線、何度も殴り殺した少年が海に沈んでまた浮かび沈んでいくシーン、ユーハンが城の住人に切り付けられる時の高速カット割り、ババアとの嫌な接近、城の廊下に無数に放たれた鳥…どの場…
>>続きを読むホラー?サスペンス?を硬派な雰囲気で見せてきてけっこう不気味だった。「とうとう壁が越えられた。」の壁が夏の遊びの中で言う「壁」だとしたら壁がなくなった後の様をホラーテイストで描いている夏の遊びの続編…
>>続きを読む原題『Vargtimmen』(1966)
監督・脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
編集 : ウラ・リゲ
音楽:ラーシュ・ヨハン・ワーレ
出演:マックス・フォン・シドー、…
『仮面/ペルソナ』と同じ自我の分離と自己同一化、『恥』と同じ他人が作った悪夢を見せられる夫婦のメタ構造、とこの一連の作品群が線になったような感覚を覚えた
撮影も正に過渡期のような仕上がりで面白い
こ…