過去鑑賞作。最近見直す機会があり、少し書いてみた。
何度観ても理解を超えた作品。本作は、狂っていくヨハンを愛するがゆえに、その狂気に伝染・共鳴してしまうアルマ)の悲劇が描かれ、そな過程のなかで、狼の…
ベルイマン中期の傑作だが、不思議と代表作として名前が挙がることは少ない。ホラーに寄りすぎているからなのかもしれない。
画家ヨハンが狂気と幻想に侵食されていく映画、と説明することはできる。ただ、一定…
このレビューはネタバレを含みます
毎度お馴染みのリブ・ウルマンが主演。
こちらを見つめ話しかけてくるのが印象的。
前半はかなり静かで、島での夫婦生活やヨハンの過去、画家としての不安が描かれていく。
城に招待されてからは雰囲気が…
芸術家の夫と妻が正気を失っていくような土地へ引っ越して来る。
ホラーというよりは現実との境界が曖昧になり、不気味な画面が続くシュルレアリスム的作品として作られていそうだが、かなりゴシックホラー的な印…
このレビューはネタバレを含みます
監督が培った撮影技法を意識的に恐怖の表現に転用すると、これほどまで戦慄すべき描写が完成するのかと感心した。本作の主軸を、日常の崩壊において制御不能になった自意識そのものへの恐怖だと捉えると、環境の変…
>>続きを読むコントラストの強い白黒画面とシュルレアリスム的な絵作り、情緒不安定なカメラがものすごく良い。釣りのシーンが特に好き。
強迫観念と罪悪感でグラつく内面世界では、どこにいても常に陰鬱な気持ちから逃れら…
このレビューはネタバレを含みます
もうすぐ夜明けだ、秒針。白と黒の間、朝と夜の間にある狼の時刻で二人は夢と現の間に溶け込み、そこに現れる人と獣の間の姿をした古城の住人たちに出会う。そこで彼らが客人のため催した人形劇の舞台の幕には男根…
>>続きを読む