スウェーデン映画界の巨匠イングマール・ベルイマン、5本目。『第七の封印』、『野いちご』、『処女の泉』、『蛇の卵』に続き、本作と『恥』がBlu-ray化されたので、引き続き鑑賞。
「画家のユーハンは…
このレビューはネタバレを含みます
魑魅魍魎のような奴らを不気味にとらえた悪夢のような映像もさることながら、事件の顛末を語る人物が最も信用ならないというのが一番の不条理で恐怖。それを演じる役者といい、そこにはベルイマン監督のプライベー…
>>続きを読むカッコいいベイルマン。かっこよさがうまく言語化できない
すこぶる暗く、重い。暗いっていうのは光もあるけど、テーマとか、作品そのもののトーンも暗い。嫁はかわいそうだし、ユーハンも終始辛そう。主人公を追…
冒頭、カメラに正対する人物と横顔を見せる人物を同時に収めたベルイマン的断絶のショットの中で、夫は、あろうことか映画内で実際に一分間を計測し始める。それに対し、妻が長く添い遂げたいという願いを告げる…
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