なるほど神の沈黙なのだろうと思う一方、どちらかというと本当の意味で信仰から離れて生きられるかを考えてしまう。ここでの「愛」みたく、何かを(おそらくほとんどは無意識に)神格化する事でようやく正気を保つ…
>>続きを読む「神の沈黙」三部作の第1作であり、監督のフィルモグラフィ全体においても男性から女性への焦点の移行という意味で画期をなしている。ベルイマン本人の説明によると、第2作『冬の光』の撮影中に、彼を悩まして…
>>続きを読む精神を病み壊れていく娘を看病しながら、彼女の変化を観察したいという芸術家的欲求に抗えない小説家とその家族。なんだか芥川龍之介の『地獄変』みたいなお話でした。あるいは知能と引き換えに悪魔に魂を売り渡し…
>>続きを読む「私という一人の人間を有りのままの姿で見せてやりたいのだ」とはルソーの言葉であるが、ベルイマンもまた同じ意思を持っていたに違いない。恐怖や苦悩、不安を他者にも共感できるような形にして提示することこそ…
>>続きを読む久しぶりのベルイマン作品。
父とその子どもである姉弟、そして姉の夫の4人だけによるドラマ。
姉が精神疾患を患っていることからドラマが展開し、親と子、家族の関係を見つめ直していく。
やはり少し難解だ…
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