閉塞の中でじわりじわりと疲弊してゆく家族の見せ方がなんだかとても底意地の悪いように思えてしまった。最後はそれらしき言葉で締めるも、あれはきっと人に寄り添ったのでなく嘲笑して突き放している。監督は人間…
>>続きを読むこういった幻覚や妄想に、"神"が登場することが多々あるけれど、それによって救われないのは、結局その"神"が自らが作り出した虚構に過ぎないから。そして、どれだけの人が神に祈っていても不治の病も戦争も貧…
>>続きを読む【廃墟の中にある孤独】
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載のイングマール・ベルイマン映画『鏡の中にある如く』を観た。ベルイマン映画は荒涼とした地と影による不気味さの表現に優れている印象を受ける。…
25.2063
神の不在証明を美しい印影で描いた映像で綴る。神は愛か精神錯乱の幻想なのか。残酷なまでの定義を見せつけるが、一神教でない者にとっては共感はゼロ。ベールマン作品の中では筋も追いやすく観…
4人のそれぞれの寂しさを描く。
神(愛)の不在を知りながらも、それらを求める態度は人間らしくて良かった。
信じることの脆弱性を描くのと同じように、信じることの堅牢性も少し描いてほしかった。最後の…
精神病を患った娘とその家族の姿を描いた作品。「神の不在」を扱った作品で、宗教に疎い私にとっては難解な作品ではありますが、今まで観てきたベルイマン監督作品の中では面白い方でした。
父親が実の子供が苦…
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