社会性と人間性の間の余白が見える。環境破壊や消費社会への批判から「外部の崩壊」と若い青年シャルルの内的苦悩が描かれていた。シャルルの死に至る過程は、ただの個人的な悲劇ではなく、当時のフランス社会や高…
>>続きを読む水面の波紋から発砲に繋ぎ、ラストも被弾を見せずに終わる、アクションの起点/決定的瞬間を切除する編集の鋭さが増していると思う。
モンタージュによる断絶感はリアクションと分断された『スリ』『バルタザール…
演出も表現も説明も、徹底的に削ぎ落とした映画。
華美な画面と、優秀な演者と、丁寧な説明と、派手な音楽…そういった"良い映画"にあたる要素はない。
観てる間もだいたい退屈である。だが何故か良い作品を観…
幸せな死へ向かう。
何事にも懐疑的でいる青年シャルルが何故死に至ったのかを描く。
かなりの虚無映画。キャラクターの多い群像劇はブレッソンの作風にハマってない気がした。政治、大気汚染、麻薬中毒の友…
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