空間における人やモノの配置。
人物の心情やその場に漂う陰鬱とした雰囲気は、アングルや画角によってもありありと伝わってくる。
細かい演出の一つひとつがどれをとっても素晴らしいの一言。
低いトーンのセリ…
何気にブレッソン作品は初めて観る。
正直言って、この後期作品はかなり苦手。
こういう意識高い系の(実際には汗をかく作業をしたこともないような)左翼連中の辟易させられる能書きは、脳も理解を拒んでいる…
ロベール・ブレッソン「たぶん悪魔が」
文句ない。最高。源流を見た。好き。
強い画と虚無感、荒廃した質感。
厭世的な映画を見事に映しきっている。
映し出される全てが無意味でありそれが理由にならない…
解決する目測のたたない環境問題と核兵器と社会不信。希望なき未来に絶望する若者。あらゆる思想と行動を否定し判断停止を選択する若者の姿というのは現代に通じる。あらゆる問題、不幸や悲劇を悪魔の所業にするこ…
>>続きを読むすごくわかる。鬱だけどでも映像が洗練されていて気だるいだけではない。美しい青年の危うさに惹かれる。退廃的で、若者のあの無力感の空気どこの国も同じだなとおもった。見てから2日たったがあの空気感が頭から…
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