[デビュー作からいきなりファスビンダー全開] 89点
想い出記録。ファスビンダーの映画は独特のエネルギーと厭世観があるから基本的に好きな部類に入るのだが、本作品はその良い例である。
最初にどっか…
ギャング映画・ジャンルの形式の踏襲。無機質な誇張的抽出。男2女1の関係性もドライに描写。ゴダール的壁面背にした人物ショット群、白すぎる無味な部屋。ギャング組織の上裸サングラスに胸ホルスター男はコント…
>>続きを読む1969年ベルリン映画祭で公開されて酷評された若干24才のライナー・ヴェルナー・ファスビンダーによる長編第1作であり、女優ハンナ・シグラのデビュー作でもある。
ミュンヘンで暮らすチンピラでヒモ男の…
10年ぶりくらいにファスビンダーを見返す。
この辺りのファスビンダーはあまり印象に残っていなく、初見の時の印象とは変わらず。
ファスビンダーの青臭さが目立つ。
長廻しで喋るのを記録するより後年の…
再鑑賞
スーパーマーケットや野原で俳優が「自然」に演技している場面は、確かに「neu」で軽やかな空気が流れるが、そのどちらも後の破滅的展開の前振りに過ぎない。
いくら暴力的で排他的だったとしても、フ…