フリッツ・ラングの隠れた名作。実にラングらしい作品と言えます。逃れられぬ機械的な運命の話です。ある地点を境に動き出してしまったらもう止まらない。その「止まらなさ」が実に周到に仕組まれており、惚れ惚れ…
>>続きを読む使用人殺害の罪を弟になすりつけようとする兄の画策を描く、フリッツ・ラング監督1950年のフィルム・ノワール。川に動物の死体が流れてくる冒頭からフリッツ・ラングらしいサスペンス感が漂い、事件発生からテ…
>>続きを読むフリッツ・ラングと云えば、アメリカに渡ってからは、B級フィルムノワールを撮りまくった監督、と云う認識なのだが、日本未公開と云うこの映画、話は面白いし、演出は上手いし、画は雰囲気あるし、さすがにフリッ…
>>続きを読む作家の正体が露わになる様子を、もっとじっくりじわじわ見たかった
階下からメイドを見つめるシーンに、獲物を狙う爬虫類の様な気持ち悪さがあるのが良い
義弟の無実を証明するためにパーティーを開きましょう…
フリッツ・ラング19本目
タイトルどおり川の側の家が舞台です。
この川では浮かんだ牛の死体やゴミが行ったり来たりしています。汚い。
この家に住む夫妻(スティーブン&マージョリー・バーン)と、別の…
冒頭はキム・ギヨン『下女』を思い出させるような階段の配置とメイド。中盤から主人公(本当の主人公は弟だろうか)が嫌な奴過ぎてうんざりしてくる。
ラストの幽霊の部分に観る価値がある!
『燃ゆる女の肖像…
川魚の飛び跳ねた一瞬の輝きや女性の影を恐怖のモチーフにして使ったり、モノクロ映画ならではの白と黒の使い方がいい。
虫を殺さないで逃がしてるあたりから間もなく本性を現す男。どんどんエスカレートしていく…
川のほとりに佇む一軒の屋敷。その静寂はどこか不吉で、フリッツ・ラングの冷ややかな視線が画面の隅々まで染み渡っている。サスペンスというよりも、罪の意識そのものが人間にどれほどの影を落とすかを、粛々と綴…
>>続きを読む