2005年平成17年、「禅と骨」の監督が撮った異色ドキュメンタリー。横浜の有名だった娼婦メリーさんが生きた時代の横浜の歴史をさかのぼっていく。本人の話が聞けないのがやや残念で、周りの人のインタビュー…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ハマのメリーさん。
彼女が書いた手紙を見る限り、文面と字に、きちんと教育を受けてきた人というのが伺える。
そして、素顔がとてもきれいだった。
彼女が自ら白塗りで街角に立っていた理由を語ることはなかっ…
2021年54本目。
とても不思議な気持ちになっている……
ぼくはメリーさんについて何も知らないし、横浜生まれ横浜育ちだけど、世代ではないので実際に見たことはない。メリーさんがいなくなった年のとき…
かなりおもしろい。メリーさんの生き様が、というのはもちろんだけどメリーさんを語る人たちがおもしろい。
社会的な保障を受けられるよう尽力した人、会話をする中ではあったものの手を差し伸べられなかったこ…
映画がいいというより、メリーさんがいい。
わたしの人生では今後おそらく関わることがないような、彼女の人生の一部を見ることができた気がする。
・娼婦ともおばけとも言われようが気にせず自分の意志を貫く…
このレビューはネタバレを含みます
横浜出身でもなんでもない25歳が観ると、正直最初はジョーカーか、と言わんばかりの風体にやや後退りしてしまった。
ところが、メリーさんに関わった人々のインタビューを通して、会ったことも見たこともないメ…
これは決してゴシックホラーとかの類いではない。
真相に迫りつつも幻想はブチ壊さない良い距離感のドキュメンタリーだったと個人的には感じている。
どんな街も時代と共に移ろいでいくけど、伊勢佐木町一帯…
メリーさんの衝撃的な写真やエピソードに思わず笑ってしまう場面がいくつかある。
特異な存在であるメリーさんに対して差別的な接し方をする人も多くいたようだが、自分は優しく接する側になれるだろうかと自問す…
MORI HIDEO