ヘルツォークが思い描いたアメリカへの憧憬と、やがて感じた失望が色濃く反映されている(であろう)作品。
ブルーノ・Sが『カスパー・ハウザーの謎』に続き、ヘルツォーク作品2度目の主演。なんでも彼は本職…
今回の特集上映作品の中では唯一の現代劇。そしてヘルツォークによるアメリカ論とも言える本作は、乾いたユーモアや嫌味の行間に優しさも窺える奇妙な寓話のごとき一本。
暴力や貧困を描きながらも軽妙な語り口…
鉄琴ガコガコ涙ポロポロ、みたいな感じでしょうか。ファインアートは見出せないがその根底は見た気はする。決して美しくはならない状態や感情が存在する。それの表象の仕方に慣れていない僕。
ヘルツォーク作品初…
男が奏でる粋な音楽。謎な面子の国外への脱出紀行。目に飛び込むアメリカの景色と微笑ましいリアクション。悲喜と共に消えていくトレーラーの音。回る車。畳み掛けてくる鶏の踊り。アクが強いけどユーモラスだし優…
>>続きを読む自由と成功を求めて西ドイツからアメリカへ渡った男を通して、アメリカンドリームへの幻滅を描いた作品。
主人公のシュトロツェクとその友人である老人がローンを滞納して家を差し押さえられて、「アメリカに復…
UPLINKのヘルツォーク傑作選で「シュトロツェクの不思議な旅」を。監獄から出所したブルーノのあれこれ。アメリカに渡った途端、全く音楽をやらなくなったブルーノに代わり、動物たちがしつこいくらい音を奏…
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