玄海遊侠伝 破れかぶれの作品情報・感想・評価

「玄海遊侠伝 破れかぶれ」に投稿された感想・評価

前半は年月の経過をとんでもないスピードで進めるのだが違和感なくまとめてるのが上手い。
流石にマキノだ。

後半から室内で人にカメラが寄るときやけに揺らすようになる。
撮影が牧浦とは思えないくらい安っぽいが、ラストの討ち入りの街灯は良い。
討ち入り直前の敵に囲まれながらの集会の造形は出色。
mitakosama

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3.3
スカパーにて。巨匠マキノ雅弘の監督作で東映時代に作った「日本大侠客」のセルフリメイクだそうな。
主役の勝新は“吉田磯吉”なる、北九州の炭坑産業で活躍した、実在の俠客だそう。

実在の人物だし、エンディングで現在の銅像も映っているので、相当影響力があった人物っぽい。
ヤクザとはいえ、義理人情に熱い正義との人だと描写されてはいる。
しかし勝新の演技に氏の持つ破天荒さのイメージが強く、キャラが浮世離れし過ぎて、ものすごいフィクショナルな感じ。
映画の脚色もあるだろうし、実際はきっとこんな人物じゃないだろう、と思われる。

冒頭は韓国で始まる。憲兵に虐げられる朝鮮人を救う磯吉。相棒役に松方弘樹も登場。
北九州に帰り石炭詰みの労働者に慕われる磯吉。実家の料亭はヤクザ家業を嫌うが磯吉には目をかける。姉役に京マチコ。
政界と繋がり労働者から搾取をしようとするヤクザに磯吉の怒り爆発。

敵側に囲われている芸者に安田道子。超綺麗。眉毛が刺さりそうな程に尖ってる。敵だが磯吉に入れあげ影でバックアップする。
キップが良くて甘え上手、しかも九州訛り。これは男は落ちますわ。

正直言って任侠物としてはありきたり感はある。安田道子が一番の見所でしたな。
安田道代(素晴らしい!)が自死して、本丸の出入りはどうなったー。まあいいけども。セットや夜の暗さなど、大映は大映の良さがあるなあと思う。
とも

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4.0
日本大侠客を思い出しつつ…
天津敏どこで出てくるかなーと思ってたら、ここか!!!
'66東映『日本大侠客』のリメイク。
端正な画をシャープなカッティングで魅せる大映流のやり方が、マキノの躍動感を殺してしまっている。でも相変わらず役者は活き活き撮れている。
闇の美しさはさすが大映技術部。
mstk

mstkの感想・評価

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2014/12/02
『玄海遊侠伝 破れかぶれ』。高倉健も菅原文太も文句なくカッコいいが、それでも男っぷりで勝新に勝る者はない!弾丸を一発残したが故に行き違う事になったとしか思えない安田道代との縁。恋慕を身をよじらせ「お乳が痛か」と押さえた乳房を自ら撃ち抜く、彼女の映画でもある。
YosinoLee

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2.5
勝新が修羅の国、北九州で侠気を見せまくる。色んな人が勝新の侠気にメロメロになるが、中でも安田道子が半端無い。勝新に告白するシーンで観ているこっちがメロメロになる。そしてフラれるシーンでの台詞に更にメロメロ...もう、笠原和夫の脚本にやられっぱなしである。
この時代背景、方言、雰囲気がいい。任侠映画でもこのくらいのバランス感が見やすい。
監督・マキノ雅弘。主演・勝新太郎。北九州の発展に尽くした明治の侠客・吉田磯吉の若き日を描く。このテの映画を好む人にとってみれば、ストーリー的にはよくある任侠モノだろう。だが、勝新をはじめとするキャラが濃くて格好良い。京マチ子は貫禄充分。勝新に惚れた安田(大楠)道代が、その恋心を「お乳が痛い」と表現したときにはのけぞった。剣客・松方弘樹も良い味出している。まあ、あのラストで、どうして問題が解決しちゃったのかはよくわからないけれど。