このレビューはネタバレを含みます
前半、克明なる魔女狩りにドキドキしたけど(楽譜怖い、歌の練習怖い)。
アンネもああなるのか(そこまで描かれるのだろう)とか思って観てしまったので、途中がやや退屈になり、ラスト肩透かしだった。
この…
【鑑賞記録】
1943年 デンマーク🇩🇰
17世紀のデンマークが舞台のいわゆる「魔女狩り」を描いた作品
魔女狩りの恐怖とニンゲンの心理のえがきかたもさることながら、モノクロ映画ならではの光と影の…
火の中に倒れていくシーンが凄かった。「魔女」と「魔女狩り」がどういうものだったのか、すでに答えが出てる感があり、最後アンネが自分を魔女と認めるのも、忌み名をあえて取り込むことで力を手に入れているかの…
>>続きを読む まずこの作品はトーキーなので、サイレントの『裁かるるジャンヌ』より見やすかった。この作品でも同じ「魔女」と「抑圧される女性」を扱っている。
だが「ジャンヌ〜」にはなかった、自由恋愛ができないとい…
カール・テオドア・ドライヤーの本格的なトーキー映画になる作品。
冒頭、魔女狩りに合う女性が部屋を出て豚小屋の小さな扉から出ていくまでの1分ちかいシーンを長回しで撮影して、かなり作品にのめり込め…
抑圧から解放されるたびに華やかになってく衣装と舞台、主人公の目線や力強さと他の封建的な人物との対比等、映画文法のベースっぽい部分にすごく忠実に丁寧に撮られてる。
その中でラストシーンの独白は力強く意…
(c) Danish Film Institute