白いカラスの作品情報・感想・評価

「白いカラス」に投稿された感想・評価

HARU

HARUの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

コールマンの過去がわかった上で見直すと、コールマンの感情をすごく追ってしまいました。心情がつかめなかった部分もありましたが、思わず見直してしまうシーンが多かったです。いろいろと絡み合っていて複雑な気もしましたが、最後まで見入ってしまいました。

アンソニー・ホプキンスとゲイリー・シニーズのダンスシーンは、何にも囚われてない2人が見れたような気がして素敵でした…😌吹替でみたのですが違和感ないですし、ゲイリー・シニーズの大塚芳さんというのが、個人的に最高でした!
non

nonの感想・評価

2.0
肌は白いが黒人ホプ、子供を事故で亡くしてしまったニコール
二人が出会い人生最後の恋をする
特権社会から逃げた女と差別社会から逃げた男。
2人は出会って恋に落ち、語らい、そして心を通わす。
歳について言えばふた回り以上も離れているが
初恋でもない、大恋愛でもない、でも彼女こそが自分の最後の恋の相手であると悟った男。
とある晩、男は女に向けて語り始める
ーー今晩まで
決して誰にも打ち明けてこなかったある秘密を…


アンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンが齢の壁を越えたカップルを演じた本作。
いや〜キッドマンの美しさには絶句しますね、本当に 笑
長身でスレンダーな体型といい、金髪が似合うあの美貌‼︎
鬼に金棒とはまさにこのことでしょう 笑

他、キッドマン演じるフォーニアの元夫、ベトナム戦争の帰還兵にして妄想症を抱えているレスにはエド・ハリス、
ホプキンス演じるシルクの若かりし頃をウェントワース・ミラー、
シルクの友人であり作家のネイサンにはゲイリー・シニーズらが顔を揃えます。
みなさんそれぞれ役割きっちりこなしていて特にハズレもおらず、
配役に関して文句はないっすね。
まあ〜個人的には若かりしシルクと図書館で出会い恋に落ちるスティーナを演じたジャシンダ・バレットの登場シーンが印象的でしたけど 笑
ちゃっかりケリー・ワシントンも出てました。
メガホンを取ったのは、数々の作品で脚本も務めた経歴ありのロバート・ベントン。


マサチューセッツ州にあるアテナ大学。
古典教授であり学部長でもあるシルクことホプキンス。
彼こそがユダヤ人初の大学教授となった人物であり、
さまざまな試みや合理化を推し進め三流大学を一流大学にまで押し上げた張本人。
話題に事欠かない人物であるが故に、周囲に多くの敵を作ってしまったこともまた事実。

5週目に入った自分が担当する講義に1度も出席していない学生たち
ーーその目に余る学業怠慢と図々しさに
講義中に彼が漏らした一言”spook”
幽霊、お化けの意味のほか、黒人(蔑称)の意味もあるこの言葉...
ーーもちろん彼は
その場に存在しない、講義を欠席し続けていることを主張したかっただけで
そもそも件の学生とは面識もなければ会ったことすらないのだが。

シルクの思いとは裏腹に
この発言が不適切であると
抗議が寄せられ、急遽開かれた集会では
参加した教授らに、人種差別だ、と糾弾される始末。
腹を立てたシルクは大学を辞任することに。
この一件が彼の人生を大きく変えることとなる。

職を失い、
その直後には妻 アイリスを血栓で亡くし、
これまで築き上げたものを一気に失ってしまうシルク。


それから月日は流れ
どん底にいたシルクが出会う2人の人物
ーー1人は作家のネイサン。
作品が賞の候補にも選ばれ一度は世間の注目を浴びるも
その後はスランプに。
妻とは離婚、そんなときに見つかる前立腺ガン。
世のしがらみから逃れるために森奥の別荘でひっそりと暮らす日々。
そんなネイサンとの間に芽生える友情…と。

そして2人目は、美女 フォーニアとの出会い。
郵便局や大学の清掃員として働く傍ら、酪農場で住み込みで牛の世話をして
生計を立てている彼女。
人を寄せ付けない、孤独感を漂わせる彼女にどうしようもなく惹かれていくシルクなのでありました。

物に執着せず、
もともと裕福な家庭の生まれでお嬢様なのだが
両親の離婚で母親に引き取られたあと
再婚相手である継父からもてあそばれ
訴えを起こすも誰にも信用してもらえず、
家を捨て大人になった彼女は元夫と出会い結婚するのだが暴力を振るわれ、
元夫との間に生まれた子どもは不注意による事故で死んでしまう。

壮絶な人生を歩んできたフォーニアとシルクのかけあい、
人種への偏見や差別から多くのものを奪われた人の人生観やその過程、決意と再起。
そんなお話から何を学ぶか…興味深いところには違いないです。
ysak

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3.9
先日亡くなったP.ロス原作、R.ベントン作。どちらも国民的作家だけあって、テーマも含めてクオリティ高い。のに、平均点低くないすか?地味に感じるのかな。。
耕平

耕平の感想・評価

3.0
原作はフィリップ・ロス『ヒューマン・ステイン』(2000)。映画では「コミュニズムの脅威がさり、テロリズムが勃興するまでのその間、大統領のセックス・スキャンダルでアメリカは盛り上がっていた」とある。もちろん指しているのは1998年のビル・クリントンとモニカ・ルインスキーのことだ。

『アメリカン・パストラル』が反共の映画だとしたら、『ヒューマン・ステイン』は反文化戦争の映画だと言えよう。ワンドロップ・ルールとパッシング、そしてユダヤアイデンティティーを巡るそれは、今ならばポリティカル・コレクトネスに違和感を示す保守の溜息そのものだ。

やはりロスは保守的な作家だ。
chip

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3.1
人種差別にフォーカスした作品だと思っていましたが…
ニコールとホプキンスの、周りをも巻き込んだ愛の部分が大きすぎて。
老年の最後の恋か~と観進めました。

最後の妹の話、真実を話せば誤解は解けたのに…と。白いカラスの意味。
でも、真実を話すくらいなら辞職した方がマシだったのでしょうね、
ケイト・ウィンスレットの「愛を読む人」を思いだしました。

個人的には作家を演じたゲイリー・シニーズが好きです♡
それから「プリズンブレイク」のマイケルこと、ウェントワース・ミラーも♡
取り上げたテーマとキャストの演技は文句なしです。しかしながらも個人的には、観た後に充足感に欠ける作品だった気がしてなりません。ストーリーテリングの失敗が原因でしょうか。差別や悲劇を表現すれば、ストーリーの起伏が、かなりあるはずなんですが…。不条理な環境でもがくとか、救いを見出だすところもなかったですね。冒頭はかなり良かったと思います。アンソニー・ホプキンス演じた大学教授コールマンがちょっとの言葉の選び方で、長い時間を掛けて登り詰めた地位を失うところなんてストーリーの始まりとしては本当に良かったですね。でも、実は彼にはレイシズムに関する重大な秘密があったわけで…。そこで過去への回顧シーンを織り交ぜた時系列シャッフルムービーになるわけです。過去の苦い体験と大学を追い出された問題がリンクしてるところは面白かったですけどね。ただ、主人公の心の叫びが少なかったところに見ごたえを感じませんでした。問題を乗り越えるような描写があれば、もっと良かったのですが…。
ぺー

ぺーの感想・評価

3.2
授業のレポート課題で観た。
日本人の私が知らない人種差別問題の根深さについて考えさせられる。
主役はホワイトウォッシングのキャスト。
Mido

Midoの感想・評価

3.3
面白い訳ではないけど、テーマと、奥深い言い回しを使った脚本は良いのではないかと、ゲイリーシニーズが渋くて素敵だったから、名前を調べました。ニコールとホプキンスのラブシーンはちょっとどうかなと思った、ホプキンスはエロスが無いので欲情に溺れる的なのは合わないよね、精神的なつながりを出したいからホプキンスにしたのかな、うーんこれは恋愛にしなくて良かったと思う。
Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

2.0
人種差別問題を変わった切り口で描いた意欲作、と褒めたいところだけれど成功したとは思えない。
アンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンの恋愛ドラマが、メインテーマを邪魔をしているような所もある。
老いらくの恋は間違いなく悲劇に終わるの見本みたいな結末もウーン。
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