劇場映画デビュー作。
私生活も仕事も うまくいかない俳優ハジ。
旧友の結婚式に出席する為に帰郷する途中で高校時代にタイムスリップ。
友達との再会を経て再び自分の人生に戻って行く。
夢か現実か…
三宅唱監督特集@キネマ旬報シアターにて。
三宅唱監督の初期作品という事で、何の前知識も無く見始めてみたら、思った以上に喰らってしまった。
落ち目の俳優が友人の結婚式に合わせて帰郷する。というお話では…
このレビューはネタバレを含みます
監督特集にて鑑賞。すごく刺さって好みだった。白黒の映像が物語にとてもうまく作用していて、ずっと白昼夢のような不思議な作品だった。
過去と現在、リアルと夢が混じり合っていき、物語の筋を追うというより…
意味が分からなかった。
何がなんだかさっぱり、というほどではないが、違和感・消化不良感が残る。
むしろ意味を求めちゃいけない作品な気もするし、観る側に違和感を残すとこまで狙っていたとしたらお手上げな…
「後悔するためではなく、自らの「再生」を始めるために」
はじまりはキートンだった。それから分断と触れ合いが、過去と現在が公平に織り重なり、ただただ生を祝福していく。
それにしても、表情のクローズアッ…
再生される過去と現在は、彼自身を再生させ未来へと進ませる。
正直ノスタルジーに浸っている人は嫌い。過去に依存し今を生きているように見えないから。だが、ときには過去を反芻し自分の位置を確かめることは必…