観ている私たちの予見さえ規約に従属させないホン・サンスの野心の貫徹ぶりに、思わずため息がもれてしまいます
ホン・サンス
「ハハハ」
「ハハハ」の作家ホン・サンスは21世紀のコリアンムービーの旗手…
淡々と港町トンヨンの思い出を語る先輩後輩。
ニアミスしていても、最後まで2人は回想の中で出会わない。
鑑賞者だけは同時進行で起きている事を知っていて、それが収束していくのを傍観できる。
そんなに特別…
【監督強化月間⑯ ホン・サンス】
『チャンシルさんには福が多いね』に触発され、ホン・サンスに手を出しました。なるほど、これがホン・サンスか。ズームなどのカメラワークにより、一瞬ドキュメンタリーか…
なんとなく見始めてそのまま最後まで鑑賞。なにがあるわけでもないのに引き込まれた。これを「引き込まれた」というのだなあ、と思った。ちがう国のちがう人が創造したその映画世界にひたる時間に、なんだか自分の…
>>続きを読むホンサンス監督は、ロマンチックなセリフも盛り上げ上等な演出もしてないのに、なんでこんなにキュートで体温ある恋愛話を描けるんだろ。
しかも、鑑賞後に程よく残る余韻や生活の知恵みたいな名言がちゃんとあっ…
このレビューはネタバレを含みます
2人の話はかなり交差してるのに、早く混じり合ってーー!と思いつつ最後まで交わらない…笑
そんな事ある?って感じだけど、最後まで見てしまう。
そしてまた主人公の男性や先輩は映画関係者設定に笑ってしま…