肉眼で見て美しいと思ったものを、写真や映像に収めようとしても見た通りの鮮度で残すことはどうしてもできないが、
この映画はいつしかたまらなく美しいと思った景色をそのままの姿で写していた。
本当に光が美…
高校2年生の時に初めて見た作品。
今回2度目の視聴。
やっぱり、とても美しい映画。
淡々とした物語の進み方。光と花の美しさ。台詞。
見る人によって抱く感想は分かれると思うけれど私はとても好きな…
最初から結婚することが決まっていたかのような幸せな冒頭から切なさが込み上げるのは閉鎖的な空気のせいか。
一緒にいるとはどういうことだろう、側で時を過ごすことなのか、長く共に生きることなのか、愛が故…
逆行を基調にしている部屋は、歪んだ親密さを演出している。ボリス・ヴィアンの原作をうまく象徴化している。恋愛は歪んだものであるとは断定できないが、光と影の繰り返しであることを実感する。永瀬正敏がやっぱ…
>>続きを読む花は散るらむ。
アヴァンギャルドなボリス・ヴィアンの『日々の泡』を粉々に破壊し、日本製の違う作品として再構築できているところがすばらしい。そして原作のもつ絶望感とその美しさはしっかりと息づいている。…