アンチクライストの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「アンチクライスト」に投稿された感想・評価

結構むずかしくて、よく分からなかった。でも難しくて、頭が痛くなるのが心地よい。
勝沼悠

勝沼悠の感想・評価

4.9
 夫婦で激しく愛し合っている最中に子どもが転落死し、ショックから立ち直れない妻。セラピストである夫は自分が妻を治すと決意し、妻が恐怖を抱く場所、森に夫婦で篭るのだが。。。
 ラース・フォントリア作品。

 あまりに映像が綺麗、あまりに演技がリアル。エロ痛くてとても人にお勧めできる映画ではないが、途中から全く目が離せない。恐ろしく引き込まれる。

 しかし、非常に難解な作品である。以下、私の勝手な解釈。
 この映画は 夫↔神↔妻 と考えることができるのではないか。
 自分なら治せるという夫の傲慢さは神を否定するかのごとくだ。自然の摂理など神の力でなく自分の力で制することができると思っている。傲慢ゆえに神を否定する
 一方で、欲望に忠実で奔放な妻もまた夫とは違った意味で神を否定している存在だ。森(自然)は神(秩序)の反対の象徴で、悪魔的な意味合いを持っている。
 夫は妻を見当違いしているから手痛いしっぺ返しを喰らうことになる。いや、手痛いどころではない。この映画を見て思わず股間を押さえない男性はいないだろう。さらに砥石を足に刺してつけられるのだが、砥石=聖書なので、傲慢に神を否定したことへの皮肉がこめられている。
 三人の乞食は悲嘆、苦痛、絶望なのだと言う。私たちはそれらを抗いすぎず受け入れるべきなのかもしれない。神にもなれず、悪に染まりきることもできないだろうから。

 関係職種必見。ただし相当な心の準備が必要。
森で独自の荒療治を敢行するからああいう目に合うんっすよ、旦那さん
監督の作品の中では直接的に痛いシーンが多くてあんまり好きじゃない。でも嫌いになれん。
そういやウィレムデフォーは昔キリスト役やってたよなぁ。。
終始不穏で気持ち悪いが、、惹きつけられる魅力のある作品。

森について、もう少し考察したい、、

気持ちの整理ができたら、また書き直すと思う。
そんな作品だった。
放縦とカオスを称揚し、物語ることを最小限にできているので形式的にもテーマ的にもメルギブパッションの10倍好きだがいまいち整然としすぎてる。車窓に流れる森に垣間見える顔いいね。
全く理解が追いつかず、
そして、2度とみたくない。

ダンサーインザダークといい、
これ作った人とは合わないなぁ…。
chuchuyama

chuchuyamaの感想・評価

3.5
ったくラース・フォン・トリアーって。とことん見たくないもん見せつけやがる。
宮台真司の批評で度々出てくるので観た
宮台真司がよく言ってる森についての理解が深まった

内容はかなりえぐい&痛いので覚悟を持って観る必要がある

https://www.google.co.jp/amp/s/realsound.jp/movie/2018/12/post-294087_2.html/amp
ストーリーは正直良くわかりませんでした。でも、すごくきれいで過激で好きでした。
冒頭のシーンが印象的。美しくて醜悪、悲しくて滑稽。LASCIA CH'IO PIANGAを耳にする度に思い出してしまいそう。キリスト教の知識も感覚も持ち合わせていないので話の意味はあまり理解できていないかも。
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