メッセンジャーの作品情報・感想・評価

「メッセンジャー」に投稿された感想・評価

戦闘シーンこそ無いけれど、紛れもなく戦争映画と言って良いのではないかと思う。戦死した軍人の家族に訃報を伝えるメッセンジャーに掛かる重圧をよく描き出していると思う。

いくら強靭な精神力を持っているように見えても戦場から帰還した兵士がこの役割を担うのはPTSD等を悪化させるリスクがあるように思う一方、修羅場を経験したからこそ生まれる説得力もあるのかと素人考えながら思わされる。
emi

emiの感想・評価

3.0
戦死した兵士の遺族に訃報を伝えるメッセンジャーとしての任務を行う兵士たちの物語。演技には定評がある主役の二人は好演だ。精神的に相当タフな仕事だが、希望を感じさせる出会いをもたらすこともある。
重い話ではあるけど淡々とした描写。
見せ物としてはあまり面白くない。ブシェミさんこんなところにも。
yuki0215

yuki0215の感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

戦争をしなくなった日本人にとっては思いもよらない現実を知る映画かと思う。
戦争をすれば、戦死する兵士が必ずいるわけで、そのことを遺族に伝える役目も存在するわけで。
戦死を伝えることにスポットを当てた映画は初めて観た。

気付けなかった現実に気づかせてくれる。
未見でした。戦死者を直接遺族に知らせる職務 家族にとっては、一番会いたくないだろう。負傷した英雄とアル中の古参兵いろいろな人々との出会いを通じて戦争の無駄さ悲惨さを見せる秀作 スティーブブジェミが印象的
Makoto

Makotoの感想・評価

3.0
アカデミー賞にノミネートされたりいろいろ賞を取っている作品とは知らずにレンタル。

テーマが珍しいが、時期が時期だけにアメリカでは身近なものなんだろう。
過去に「友よ、風に抱かれて」でベトナム戦争時代の戦死者を埋葬する部隊の話があったが、これは戦死を伝える担当の話。
戦争映画では何度となく見たことがある儀式だが、これで一番記憶に残っているのが「プライベート・ライアン」での3兄弟の戦死を母親に伝えるシーンだったが、「ワンス・アンド・フォーエバー」では帰りを待つ家族についてよく描かれていたのでこれも印象に残った作品だった。

今も昔も、この国ではこの役目を大事にしているのがよくわかる。(って、そんだけ戦争してるんだものな)
しかし、知らせを受ける側は時代の流れで変わってきているので、昔とはまた違った反応になってる。
カウンセリングなど新たなケア体制があったとしても、反応は違えど心の傷の本質は永遠に変わらない。。

日本人として身近なものでないが、この国の慢性的な暗部を見た気がした。

これが作品として成り立つのは、ベトナム戦争に次ぐ泥沼な戦争を今も続けているのだから。
ゆず

ゆずの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前線で負傷して帰還したとある軍曹が、 残りの服務期間中、 メッセンジャーの任務に着くよう言い渡され、上官でありメッセンジャーとしても先輩のストーン大尉と組むことになる。
「決まった台詞を覚えて告げるだけ」「心臓発作のような緊急時以外は体に触れない」「告知は身元確認から24時間以内、目標は4時間以内」といった規則に従いながら、 二人で遺族へ訃報を知らせにいく。

戦闘シーンの一切ない戦争映画、かつバディモノのヒューマンドラマかな…ラブストーリーも少し。

羽目を外してるシーンもあるけど、主人公が全然感情を見せないタイプの人間だから全体的に凄く静かな映画だった。仕事内容についての説明中心の前半は特に重い。でも泣かせにかかってはいない感じ。淡々と進む。イキガミに比べたら軽い(映画の方は見たことないけども)。
チラっとブシェミさん。
そういえば倉庫の後、シンクの前での男女の会話、結構な長回しだった気がする。
後半は2人の会話が増えてきて、伝える相手はもちろん、伝える側の2人の人間くささも出てきて面白かった。不思議と後味は悪くない。
シンクの前での長回しでの会話とサマンサモートンの眼差しがとても印象に残ってる。あの表情と眼差しすごく惹かれる。
 イラクで負傷した若き英雄は、通告官という戦士の知らせを親族に届ける任務に就く。
ベトナムまでの戦争と違って、報道はやや控えめなものだろうし、戦地へ送り出す方もテレビを見ながら、毎日心配しているわけでは無いのだろう。どの家族もまさかうちの子がという反応を見せる。国の為に平和な国を離れて戦うという特別な状況を改めて思い知らされる映画です。
アメリカ映画ではよく見かけます、家に突然やってくる軍服姿の二人の男

この映画は、その男達(死を知らせる側)に焦点をあてた、ちょっと違った角度からの反戦映画ですが、帰還した兵士たちの、心に抱えた苦痛と、その精神状態に、外側から、ゆっくり、丁寧に、アプローチしている、かなりズッシリと印象に残る映画でした・・・

二部構成のようなストーリーでしたが
どちらかというと
酒を呑んで、ケンカして、結婚式に・・・という
ちょっと拍子抜けしてしまうような後半の展開の中にこそ、この映画の真髄が描かれているのでは、と思いました

ウディ・ハレルソンが、最後に流した涙
その時初めて、兵士から一人の男に“還れた”のかもしれません

もしかしたら
通知するという過酷なミッションを自分に課すことで、かろうじて、心の均衡を保っていたのかもしれません

とか
いろんな事を考えました

ベン・フォスターも繊細な役どころを大胆に演じていましたし
個性派、スティーヴ・ブシェミも、なかなか!
『マイノリティ・リポート』のアガサ(古っw)、サマンサ・モートンも良かったです
あまり多くを語らず、全体的にも静かな映画。考えさせられる感じ。でもちょっと物足りないかも〜
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