ベルトルッチの分身の作品情報・感想・評価

ベルトルッチの分身1968年製作の映画)

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上映日:2013年03月09日

製作国:

上映時間:105分

3.4

「ベルトルッチの分身」に投稿された感想・評価

Zealot

Zealotの感想・評価

3.2
ドラマ
ゴダールじゃん、これ。演劇、ドッペルゲンガー、殺人衝動、革命、ベトナム。散らかってはいても『暗殺の森』を準備するような光と影とガラスとカメラワークは絶品。それでいて熱さ、感性と理屈の不均衡な混合物、インテリかぶれなまとまりの悪さ、正にゴダール
凡人

凡人の感想・評価

4.5
若いなあ!
というのが第一印象。 
樋口泰人に若気の至りと言われてるみたいだね。笑

なんだかゴダールの映画観てるみたいだった。(ゴダール作品全然観たことないけど)
色彩?雰囲気?
この作品がゴダール色一色だってのはよく言われる話みたい。

ベビーカーが転げ落ちるところは戦艦ポチョムキンで見た気がした。

一番衝撃受けたのは、今じゃみんなやるかも知んないけど、影の演出。あれは、痺れるし鳥肌立つし、かっこいいし、ずるい!!
分身ていう命題をそのまま画にしたらこうなるのかな。

鏡の使い方ものちのベルトルッチ作品を思わせるよねえ…この頃からここまで使いこなしてるなんてもう天才ですか。

赤と青が多用されていて、目で見て楽しい。

ラストエンペラー とか1900年とか撮っといて、これだけ演劇と映画における芝居についての造詣が深いところが本当に素晴らしいです。大好きです。

ベルトルッチ作品を遡りながら観てるんだけど、遡れば遡るほどキレッキレの演出が盛り沢山に詰め込まれてるなあ。羨ましいでごわ。

途中からどっちがどっちか分からなくなっちゃったんだんだけど、これはどうなのかしら?観た人の意見聞きたい。
ラスト、飛び降りようとするパートナー(分身)を「いいこと思いついたんだ!」て引き留めようとするの…


なんとか分身て形で境界線が引かれていたのに分身の要素に浸食され始めていたの、もうダメかもね、もう歯止め効かないかもね。
あれ、これ人格が2つに分裂する話か。
一人二役で、(固定ショットで左右を分けて撮ったものを合成する以外には)二役が同時に映ることができない…となると、オン/オフスクリーンと音声の分離が半ば必然的に表面化する。切り返しで主人公の主観視点に移ったかと思えばそこに主人公が出てくるみたいな混乱、鏡の角度で視点を別人に見せかけるみたいなおどけ。カメラを不意に横にしてシネスコの横画面に無理やり収める。赤と青、上部にだけポスターが貼られまくった部屋そしてギロチン、上下のパンショットで分断される空間、本の壁の上から覗く顔、視点から下に外れた見えない何かを警棒で打ち据える警官…ひたすら面白がって撮っている。すごくとっちらかっているけど。すごくすごくとっちらかっているけれど。
ザッツ習作。

※蓮實重彦「ベルナルド・ベルトルッチ論、闇・迷路・偶然」(『映像の詩学』所収)でのベッドの機能性棄損についての議論を踏まえると、それに呼応するような台詞が出てきて苦笑い。
「ベッドほど危険な場所はないんだぞ!」
ベルトルッチ祭り

- 27歳のベルトルッチが、やりたいことをやりまくった初のカラー作品。でも『殺し』(1962)から『革命前夜』(1964)までは2年だったのが、『分身』(1968)までは4年かかっている。そこに焦りもあったらしい。とりわけ彼が意識していたのは、11歳年上で60年代にどんどん話題作を連発していたゴダール。

- ドストエフスキーの『分身』からの自由に脚色。そして映画的な実験:分身を取るための二重撮影、主観的な音のオンオフ(耳栓の脱着のシーン)、緑と赤と黄色を際立たせてみたり…

こういう実験的な映像に、モリコーネの音楽がぴたりと寄り添っているのも面白い。

- 編集はベルトルッチと同い年のロベルト・ペルピンニャーニ(1941-)。ベルトルッチと組んだのは『革命前夜』のときからだけど、この人には独特のリズム感覚があって、のちにタヴィアーニ兄弟と組んで数々の名作を残すことになる。

『殺し』の編集はニーノ・バラッリ(1926-2013)。パゾリーニの作品や、とりわけレオーネのウエスタンの編集はこの人ならではというし、フェリーニなどの名匠の編集マンとして活躍した人。なにせ『殺し』のころのベルトルッチは20歳の若造だったわけで、こういうベテランに支えられて映画を撮らせてもらっていたわけだ。

けれども、同い年のペルピンニャーニと組んだころから、独自のリズムを探り始める。『革命前夜』、この『化身』、そしてあの『暗殺のオペラ』の3作は彼との仕事になる。

- それにしても、この109分は長い。アルコールが入っていたせいもあるけど、最初は途中で諦め、2回目にようやく最後まで見通せた。途中で2回ほど寝落ちしたのだけれど、いくつものハッとするシーンに出会うことができた。

たとえば、洗濯機のまわりを泡だらけになりながら踊るシーン。前後がわからないままでも、正確な意味なんかわからなくても、フィルムは泡だらけの二人に、映画を映し出していたことだけは確かだと思う。

眠れる映画は良い映画というのがぼくの持論だけど、この作品はもう少し時間をおいて、ベルトルッチの全体像をもうすこし捉えてから見直すべきなのかもしれないし、ただの駄作なのかもしれない。

けれども、駄作というものには、次の、そしてまた次の作品があるかぎり、いくつかの啓示が隠されているはずなのだ。それを探すきっかけは、また別の作品が与えてくれるのではないだろうか。
RAT

RATの感想・評価

-
なんとなく言いたいことはわかるけど特段面白いことは言ってないというか擦られまくってるやつやん。昔の映画やけど。
画面はかなりたのしめた。
キモ過ぎるのが圧倒的に正しい。
首切ってやりたい放題です。
ラストタンゴ~でレイプ云々の報道があった後だからこのシーンは同意の上か!??って何回か不安になった。

カメラ方向からバチバチ照明当ててなんだかストップモーションみたいに見えるコミカルな撮り方とか
めっちゃローテクな大きくなる陰の表現とか
全部がなんかずれててずっと面白かった
頭がおかしくなっていくのは気持ちいい
イタリアの日本と違う陰鬱さ

影響されてAmazonで口琴買ったけどまだいい音色はでない
ざらめ

ざらめの感想・評価

2.8
雰囲気は好きだけど途中で寝ちゃった。
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