ミカエルの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 12ページ目

『ミカエル』に投稿された感想・評価

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ドライヤー監督作@ドイツ。脚本はテア・フォン・ハルボウとの共作。ベンヤミン・クリステンセンが美少年ミカエルを溺愛する画家に扮する。作り込まれたセットと人物の表情を捉えたショットがドライヤーっぽい。
『裁かるゝジャンヌ』ほどの緊迫感は無いし、『奇跡』ほどの崇高さは無いし、『ゲアトルーズ』ほどの厳密さは無いけど、この時代の映画として最高峰の出来なんじゃないか。
ミカエルの行動はマジでやばいと思う。
zhenli13

zhenli13の感想・評価

3.7
柳下美恵さんのピアノ伴奏で。

一方通行の愛は相手を偶像化・聖人化する。実際は狡猾で通俗的な相手であっても、愛にしがみつきたくて清らかで神聖な像に仕立ててしまう。
やっぱり長生きしたくないなと思った。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

4.0

‪「ミカエル」‬

‪冒頭、巨匠と知られる画家クロード・ゾレ。
若き画家ミカエル、自分の絵のモデル、ザミコフ伯爵夫人、肖像画、目を描く事ができない、孤独、大作の完成。今、芸術家の愛と死を映す…本作は…

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なむ

なむの感想・評価

5.0

●ドライヤー3本目に観たけど傑作
●自分の知ってる美を越えた
●眼フェチは絶対観るべき
●話もいいけど、画もよすぎて号泣
●肌触りや温かみがどうして、こんな綺麗なものの中にしっかりあるのか意味わかん…

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ryosuke

ryosukeの感想・評価

3.6

やはりピアノ生演奏(@アップリンク)は迫力があってよい。
モノクロの画面に煙管の煙が映え、強い照明を当てられた人物が神秘的に映る。煙管は感情表現の上でも重要なアイテムとなる。(ミカエルの火を受け取ら…

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nagashing

nagashingの感想・評価

4.0

『裁かるるジャンヌ』へと結実する、役者の表情をつぶさにとらえたクローズアップが至高。デカすぎる邸宅のセットをすみずみまで収めたロングショットもヤバい。話は二組の三角関係という以上に、男×男×男×女…

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あす

あすの感想・評価

4.0

表情も仕草も自然で繊細で、自分の中のサイレント映画のイメージが変わった。
特に、何度か出てくる頭を撫でるシーンの手の動きはとても柔らかく、愛おしさに満ちているのがすごく伝わってくる。

あらすじ読ん…

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Felix

Felixの感想・評価

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絵のモデルとなったことで限りなく接近した、父子に近い二人の芸術家の関係性はすでにその初めから危うい。一人が勝手に絵を競売にかければ、もう一人がそれをこっそりと買い戻す。あくまでキャンバスを介して示さ…

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2度目の鑑賞。夫人の目をミカエルが描くシーンの照明、切り替えし、クローズアップの力は同じくサイレントの視線のメロドラマである「君と別れて」よりも凄いかもしれない。
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