ジャーナリズムの影響力を逆説的に矮小な世界に落とし込んで肥大化させた傑作だと思う。『街の野獣』のリチャード・ウィドマークを彷彿とさせる小悪党トニー・カーティスが夜のニューヨークを走り回る。
電話一本…
アーネスト・レーマンの原作・脚本をアレクサンダー・マッケンドリックが監督したマスコミのコラムニストを主人公にした悲劇。新聞の劇評で影響力を持つランカスター。妹の結婚相手が気に入らず、子飼いのトニー・…
>>続きを読む66年前の映画にして、作品が描いている人間のありようには今に通ずる普遍性がある。メディア界における帝王のような男。あったこともなかったことに、なかったこともあったことにやりたい放題。まさに権力の権化…
>>続きを読む【上昇への渇望は地に打ちのめされる】
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載のフィルムノワール『成功の甘き香り』を観ました。
本作は、ニューヨークの喧騒、活気あふれるストリートから始まる。新聞が印…
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-488
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-587
🖋ニューヨークの夜の陰影、不穏でシニカルな内容、この世界観にグッとハマりますね!!ショ…