海辺の小屋で暮らす母娘。
家庭や学校での日常を丁寧に綴っているのだが、母親の深刻な態度の所為で重苦しい空気が付き纏う。軍事政権下のアルゼンチンで身を隠していると後々分かるのだが。
子役の自然な演…
ジャケのイメージと真逆のシリアスドラマ。
軍事政権下の1970年代のアルゼンチン。海辺のボロ小屋でひっそり暮らす母と7歳のセシリア。
ある日の学校の授業で、軍に入隊した親戚が死んだことを作文に書い…
軍事独裁政権下でひっそりと隠れて暮らす母親と娘。 子どもには子どもの悩みや葛藤があり、親には親の悩みや葛藤がそれぞれある。お互いの気持ちが段々とすれ違っていってとても苦しくて辛いな、と思った作品でし…
>>続きを読むスペイン語原題「El premio」優れたものに贈られる賞、賞金。
「プライズ」英語で同じ意味あい。
女性監督の記憶と実体験を基に描かれた「半自伝的ドラマ」
1970年代、軍事独裁政権下のアルゼン…
このレビューはネタバレを含みます
アルゼンチンの暗い歴史が背景にあったことは感じられた。
しかし母娘の生活ぶりがすごい。家の中でも終始風が吹き荒ぶノイズから避けられない。外に行けば不毛そうな大地。
子供の行動が無邪気過ぎてなんか見て…
海辺のボロボロな家で身を隠す様に暮らす母ルシアと娘セシリア。
そんな暮らしの中でも明るく無邪気に日々を送るセシリアだった。
パウラ・マルコビッチ監督の実体験を基に作られた作品。
空も海も灰色…
かなり厳しい環境でしたが、暗さはそれほど感じませんでした。いつでも気だるそうな娘、友だちと戯れる様子は微笑ましかったです。こどもらしいトラブルはありましたが。
娘の屈折した感じに自分を何度も重ねて…
軍事政権下。その支配で間接的にも誰かが苦しんでる。
厳しい状況に大人たちは本音と建前で生きているよう。したがわせているのに子どもたちの疑問には答えない。戦争することが正義な世界は見えてこない多くの犠…