ラストタンゴ・イン・パリの作品情報・感想・評価・動画配信

「ラストタンゴ・イン・パリ」に投稿された感想・評価

湖土

湖土の感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

ベルトルッチ監督 好きです

ただ、
マリア・シュナイダーさんの
尊厳を傷つけた撮影であったのなら
クリス・エヴァンスさんと
同じ気持ちです。

「ベルトルッチもブランドも
これまでのように見る事が出来ない」

残念です。
(知らずに今まで)
ほんまに好きやったのに。

これからも好きでいて ええんやろか?
作品を見続けても ええんやろか?

監督は亡くなりました。
マーロン・ブランドも。
マリア・シュナイダーさんも。

作品は存在つづけます
ベルトルッチの映画は美しいです
この映画も美しいです
マリア・シュナイダー 可愛いです
higa

higaの感想・評価

5.0
『ラストエンペラー』のベルナルド・ベルトルッチが若干31歳で世界に放った映画史上に残る名作にして最大級の問題作。強烈な性表現で世界をアッと言わせたらしい。AVやネットなどで性的な映像が氾濫している中、この映画で映し出されるセックスシーンは今見ると大した事ない(アン・リーの『ラスト、コーション』の方が明らかに強い)が、『俺たちに明日はない』などで映画が自由になり、フリーセックスの時代が到来し門が完全に開くギリギリの段階の映画といえる。

しかし、『ラスト・タンゴ・イン・パリ』は今見てもやはりエロいというイメージはあるし、それでいて映像も美しいと思わせるという全編を通して面白いと感じさせる。この映画は、画家のフランシス・ベーコンの絵をバックにオープングが始まり、中年男性が「クソッタレな神め!」と叫ぶ。表情からすると、おそらく疲れており人生に失望しているかのような顔だ。すると、後ろから女子大生ぐらいであろう若い女性が歩いてくる。女性が向かった空き家にはさっき見かけたかもしれない中年男性がいた。そして彼はいきなり彼女に抱きつき、犯していく。そして、彼らはお互いの名前や私生活も一切知らない、ただ会ってこの部屋でただセックスと楽しむという約束をするが、いつしかお互いの事が分かってしまう。

『ラスト・タンゴ・イン・パリ』は、愛や性を描いた映画ではなく、実験を描いた映画のようにも感じる。二人はひたすら実験を繰り返しセックスを続ける事で、「真の人間とはなにか?」を探っているかのようにも見える。基本的は中年男性と女子大生がメインとして展開されるが、彼らを取り巻く人々たちも出てくる。私が特に興味を覚えたのが、女子大生(役名のジャンヌと呼ぼう)の恋人である。彼は映画狂でジャンヌが合うと、いつも手にはカメラを持っており、ジャンヌの可愛さをいつも女優の名前で例えてくる。おそらく彼から彼女は本物の愛というのを得られてはいないと思う。

そして、中年男性(役名のポールと呼ぼう)は寂れたホテルを経営する。どうやら、愛していた女性がいたらしい。そしてアメリカ人でもある。演じるマーロン・ブランドも渋みのある演技が光った。『ゴッドファーザー』で名声を取り戻した直後にこの映画が公開、マーロン・ブランド自身も出演したのを公開したという程、この映画での体験は強烈だったのかもしれない。その後の『地獄の黙示録』でもかなり狂気じみた演技だった。『ラスト・タンゴ・イン・パリ』での経験を活かしたのか?そんなわけないか(笑)

そして、何より撮影監督のヴィットリオ・ストラーロによる映像美は一見の価値ありだ。このカメラワーク。この色使い。彼の力がなければただのわいせつ物になりかねなかった本作。さすが、後にアカデミー賞撮影賞を受賞しただけある。その美しい映像が4K修復されて蘇った。DVDとBlu-rayの画質は信じられない程悪い。この機会を逃したらまた、画質の悪い『ラスト・タンゴ・イン・パリ』を観ないといけなくなる。

カップルと観ると気まずい思いをするかもしれないが、映画好きと集まって観ると、色々と議論したくなるのは間違いない。
パリ、アパートの空室で出会った中年と男と若い娘ジャンヌ。ふとしたことから男がジャンヌを犯したことで二人の不思議な関係が始まる…

『1900年』『ドリーマーズ』の
!!ベルナルド・ベルトリッチ監督!!
によるエロティック・ドラマ。
主演は『ゴッドファーザー』の名優
!!マーロン・ブランド!!
アカデミー監督賞&主演男優賞ノミネート
マーロンブランドの出演作品が見たかったので鑑賞。


  肉欲で繋がる不思議な男女関係


今年度のハリウッドでは大きな話題となっているセクハラ問題。
SNS上のタグで”Me Too”が流行るなど女性の権利向上への動きが広がる中で見る今作は意味深かった。
というのも今作は1970年代の映画としては性描写が非常に大胆で、一般映画で初の”ア●ルセッ●ス”シーンまであるし、
製作されたイタリア本国では主演役者の2名が「ポルノ裁判」で有罪を受けるという事件にまで発展。
さらに主演女優は劇中のレイプシーンを相談も受けずにいきなり行われたとして出演をキャリアの恥だと言ってるとか…
今の時代だったら公開すらされなかったんじゃないでしょうか。
そんな話題先行の今作ですが、取り扱うテーマは深く、肉欲と愛の境界線を行き来する男女の感情を上手く描けている。
まぁ面白いかは別で、自分は何回か寝落ちしては巻き戻しを繰り返していたので好き嫌いは別れるかな?

主演ブランドの落ちぶれ中年ぶりはさすが。
ただ彼も今作の影響で親権を奪われるなど散々で
「役者として拷問のような体験だった」とか
例のバターを使うシーンはアドリブだったらしいです(笑)
というかほぼアドリブで演技したという脅威の役者力
そしてヒロインのマリアシュナイダー。
先に上記の話を知っていたためなんだか申し訳ない気持ちで彼女の裸を見たわけですが、美しいですね。
出演したことに対しては
「人生最大の痛恨」
らしいです。これで波乱万丈になってしまったのでしょう…

これをアートと呼ぶのかポルノと呼ぶのか、それは人それぞれでしょうが
女優の権利を踏みにじる撮影方法はあまり賛成できませんね……
『ドリーマーズ』のエヴァ姉さんはレイプシーンなくてよかった(笑)

ベルトリッチ監督作品好き、悲哀たっぷりのマーロンブランドを楽しみたい方、そして昨今のセクハラ問題を意識しながら見てみたい方にはオススメの作品。
語りすぎず語らなすぎずが上手。あのシンプルかつ計算されたカット割を真似したいのと、日本の役者にどういう演出をつければあれ程動的なカットが撮れるのか、研究すべき。
SHU

SHUの感想・評価

3.3
なかなか狂ってたけど普通に楽しそうなやりとりもあったなー。

インセプションで見たような橋だな〜って思ってたらここから引用してたのね。

Joint!
mro

mroの感想・評価

-
愛が見たいならサーカスへ行って
の

のの感想・評価

4.5
最高。
将軍

将軍の感想・評価

4.0
おもろすぎた
おまえの屁をひねり出すためさ笑笑
アパートで同じ部屋を借りたいということで居合わせたポールとジャンヌ。2人は肉体関係を持つが、ポールはジャンヌに「名乗るな」と言い、あくまで道具としてしか彼女を見ていない(ように思える)。そしてジャンヌにはTVディレクターの恋人がいる。

ポールの正体が分からないままのジャンヌに比べて、観客の私たちはポールの背負っているもの(妻が自殺したこと)が分かっているからポールの心情を理解するのに状況的には有利なはずだが、それでもポールが考えていることは不可解ではあったし、ポールがジャンヌに対してとった言動は、一見妻の自殺が原因と思うが、そうとも言い切れない。

ベッドの上で死んでいたネズミの尻尾を掴んでマヨネーズかけて食べようぜと言ったり、亡くなった妻の遺体に向かって暴言を吐いたりするポールの本性はラストに彼自身の言葉によって語られるが、それも彼が認識している自分自身なので、ジャンヌに対してなぜあのような行動をとったのかはよく分からない。

だけどジャンヌからしたら、名乗らせてくれないことや、過去のエピソードを思い切って話しても関心を持ってくれない(ように見える)のはとても辛いし、だからこそ最後にポールが心を開いてくれたときにどうやって心を整理したらいいのか分からなくなって、ああいう結末になってしまったのか…

あれこれ語ってはいけないのかもしれないけど、そんなふうに思ったし、ラストの数十分のためにまた観たいと思った。
2020.1.23 新文芸坐にて鑑賞。面白かった。若いころに見た時より、マーロンブランドの設定年齢45歳を超えた現在とでは受け止め方が違っていた自分に気づいた。タンゴのシーンがよい。パリの街並みがいい感じ。
>|