反戦映画の名作でありながら、負傷した状態で戦車と渡り合うジャック・パランスの勇姿にはヒロイズムも感じる。
ただ、この映画で最も突き刺さるのはエディ・アルバート演じる悪徳上官の描き方だ。
教条主義的…
戦闘下、無能、卑劣、臆病な上官がいたら、たまったものではない。
実に、正義感溢れるアルドリッチの力作だった。
最後まで上官は狡賢いのでした。
ジャック、パランスの壮絶な死に顔と、上官の穏やかなそれ。…
このレビューはネタバレを含みます
ジャケから想像する話とは大違い。
無能士官とその下にいる兵についての映画で、戦争ものというよりも組織内部の腐敗の話。
この無能大尉の無能っぷりがすさまじくて、見てるこちらにもストレスかかる。ほんとう…
戦争映画で無能な上官に苦労させられる話は良くあるが、クーニー大尉の臆病さは怒りを通り越して呆れるレベル。
有能で正義感に溢れる中尉らと無能で自己保身に走るその上官らとの対比で現場兵士の辛さを浮き彫り…
ロバート・アルドリッチ監督作。
二次大戦のベルギー戦線。ジョー・コスター中尉(ジャック・パランス)は私益優先の上官クーニー大尉によって部下が犬死していることに激怒。復讐を誓ったジョーだったが、クー…